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男性の手

婚活サイトのユーザーが増え、大手サイトは安全性の確保もしっかり行うようになってきました。

しかし、それでも抜け穴を通って女性を狙う怪しい男はいるのが現実です。

今回は、下記3種の危険人物の特徴と回避方法、被害に遭ってしまったときの対処法をまとめました。

  1. 既婚者
  2. ネットワークビジネス(マルチ商法)
  3. 結婚詐欺師

まずは、既婚者から見ていきます。

既婚者

指輪

多くの婚活サイトは結婚相談所と違い、独身証明書の提出が必須ではないので、既婚者が内緒で登録することができてしまいます。

目的は人それぞれですが、遊びや体目当て(ヤリモク)が多いようです。

下記、既婚男性があてはまりやすい10の特徴に多く当てはまる場合は、要注意です。

既婚者かもしれないチェックポイント
  • 左手の薬指だけ少し細い、もしくは指輪の跡や日焼けがある
  • 写真に写ってくれない
  • 人目につく場所でデートをしてくれない
  • SNSを教えてくれない、やっていないと言う
  • 連休やイベントの日にデートできない
  • 日中しか連絡が取れない(朝・夜に連絡がつかない時間帯がある)
  • 電話をしてくれない
  • 自宅デートをしてくれない
  • 職場を教えてくれない
  • 香水は嫌い、つけないでほしいと言う

実際に婚活サイトで既婚者に会ってしまった場合は、被害の大きさによって対処法が変わってきます。

既婚だと早い段階で判明し、金銭などのトラブルに発展していない場合は、まず婚活サイトの運営に通報します。

男性の婚活サイトアカウントを凍結してもらえる可能性があります。

慰謝料を請求するために弁護士に相談することもできますが、金銭が絡んでいない場合は相談料の方が高くなってしまうこともあるので注意が必要です。

また、予想外にダメージが大きいのは、既婚男性の妻から慰謝料を請求された場合です。

既婚男性の妻からの慰謝料請求

怒る女性

既婚男性と知らず知らずのうちに不倫関係になってしまった場合、妻から慰謝料を請求されるリスクがあります。

金額は不倫の期間などにもよりますが、数百万円になることもあります。

下記3つの条件に当てはまると、あなたが慰謝料を支払う義務が発生する可能性が高くなります。

■既婚男性の妻に慰謝料を支払わなければならなくなる場合

  1. 既婚男性と肉体関係を持っていた
  2. 男性が既婚と知っていた、もしくは既婚とわかりつつ知らないふりをしていた(指輪を着けているのは知っていた等)
  3. 既婚男性が妻との夫婦関係が破綻していなかった

既婚男性の妻が、あなたと既婚男性がラブホテルに出入りする写真を押さえていた場合などは、慰謝料を支払わねばならないケースが多いです。

そして慰謝料を支払わないようにするためには、既婚男性と肉体関係を持っていなかったこと既婚だと知らなかったことを証明する必要があります。

よって、婚活サイトで知り合った男性に少しでも「既婚者かも…?」と疑いを感じた場合、下記2点をおさえて様子を見ることをおすすめします。

■慰謝料を支払わないために気をつけるべきこと

独身者だと確信できるまで、肉体関係を持たない
肉体関係を持った証拠を押さえられないためには、身持ちを固くするのがもっとも安全です。
メッセージで「独身です」と言わせるように誘導する
男性が既婚者だと知らなかった、という証拠になります。

既婚者が婚活サイトで独身女性に近づくのは、妻とのセックスレスによる体目当ての場合も多いです。

こちらが疑わしいと感じたときに体を簡単に許さないようにしていれば、この時点で既婚男性から離れていきます。

そして、メッセージで相手から「独身だよ」と言った履歴を残すことで、いざ慰謝料請求をされたときの保険になります。

こんなに素敵なのに独身なんですか?」と聞いたり、バツイチと自称する男性には「独身になってどれくらいですか?」と聞いたり、会話のなかで自然に引き出すのが望ましいです。

ネットワークビジネス(マルチ商法)

ネットワーク

ネズミ講とも呼ぶネットワークビジネス目的の人も、婚活サイトに紛れていることがあります。

プロフィールの時点でわかる特徴もあれば、実際に話してみないとわからない人までさまざまです。

まずは、プロフィールの段階でマルチ商法の可能性がある男性の特徴です。

マルチ勧誘目的かもしれないプロフィールの特徴
  • リア充アピールが強い
  • 年収が高い
  • 仕事内容がわかりにくい
  • 「37」という数字を入れている

マルチ商法をしている人のプロフィールには、成功・夢・感謝・幸せといったポジティブワードが異様に多いケースがよくあります。

「一度きりの人生、楽しまなきゃ」といった上昇志向のアピールが強い人も多いです。

そして、ほとんどのマルチ勧誘目的の男性は、年収が高いです。

実際に稼いでいるのか、女性からの印象を良くするために高く書いているかは定かではありません。

仕事内容もフリーランス自由業とぼかして書いてあったり、コンサルタントアドバイザーと横文字だったりが多いので、どのように稼いでいるか不透明な場合は要注意です。

本職でしっかり稼いでいる男性は職業をきちんと書いていますし、プロフィールの文章も浮ついておらずていねいに書いてあると思います(→誠実な男性の見分け方)。

■豆知識:アムウェイの「37」という数字

プロフィールに「ラッキーナンバー37」などと書いている場合は、ほぼ間違いなくアムウェイの会員です。

37とは、アムウェイで成功を収めた中島薫さんという方の誕生日3月7日にちなんだ番号で、アムウェイのメンバーのなかでは有名です。

アムウェイの会員同士がわかるようにプロフィールに37と入れているので、プロフィールにしっかり目を通してみるといいかもしれません。

このようにプロフィールでマルチ商法の特徴が出ていればわかりやすいですが、プロフィールは普通なマルチ勧誘会員もいます。

その場合、下記のような状況になったら注意が必要です。

マルチ勧誘目的かもしれない言動
  • 2人のデートではなく、バーベキューや勉強会に誘ってくる
  • 待ち合わせを具体的に指定してくる
  • 早い段階から悩んでいないか聞いてくる
  • 健康や美容に興味がないか聞いてくる

二人きりのデートではなく、パーティーのような複数人の仲間の集まりに誘ってくる場合は注意が必要です。

ネットワークビジネス仲間の集まりに連れて行かれて、集団で勧誘してくるかもしれません。

もしくは、このような集まりにつれていく前提でデートをする場合は、具体的に待ち合わせの日時や場所を指定してきます。

あなたへの相談なしに待ち合わせを決めてくる場合は、一旦断って様子を見ても良いと思います。

また、ネットワークビジネスをしている人は「人生が成功している」と感じている人が多いので、悩み相談から入ってくるケースもあります。

「わかります。私も悩んでいたんですが、前向きになれたセミナーがあるんです」などと、勧誘に持ち込む手口かもしれません。

女性相手だと健康食品美容器具などを切り口に、興味を引こうとする人も多いです。

ネットワークビジネスを禁止している婚活サイトもある

手をクロスする男性

ネットワークビジネス(マルチ商法)の勧誘にあった場合、興味がなければしっかり断って、早めに連絡をやめるのが一番です。

また、利用規約でマルチ商法を禁止している婚活サイトも増えてきています。

下記サイトは規約ではっきりとマルチ商法を規約違反として禁止しているので、通報することでアカウント凍結などの対処をしてくれるかもしれません。

■マルチ商法を禁止している婚活サイト

Pairs(ペアーズ)
国内最大手のマッチングアプリです。
with(ウィズ)
性格診断などのコンテンツも充実した婚活アプリです。
ユーブライド
アラサー以上の会員層が多い婚活サイトです。

結婚詐欺

ハートを持つ男性

被害額が大きくなりやすいのが、結婚詐欺です。

昔はお金持ちそうなイケメン結婚詐欺師が多かったですが、最近はいわゆるフツメンも結婚詐欺を行うケースが増えています。

最終的に女性にお金を借りて行方をくらますという手口は同じですが、本題への持っていき方は多岐にわたります。

近年の結婚詐欺の手口
  • 親などの病気の治療費が必要と打ち明ける
  • 将来のためにマンションを買おうと提案する
  • 会社の経営にお金が必要だと嘆く
  • 起業資金が必要だと相談する

いま上記を見ると、「こんなの怪しいに決まっている」と思う女性も多いかもしれません。

しかし、最近の結婚詐欺師はあなたに信用してもらうため、今まで以上に信憑性が出る行動をしてきます。

たとえば、結婚を前提にしたお付き合いをしているという安心感を持たせるため、女性の親への挨拶に訪問することもあります。

最終的には女性の方が結婚詐欺師に情がわいてしまい、男性が「お金がほしい」と言う前に「私が助ける」と言ってお金を渡してしまう事例も多いです。

よって、婚活サイトなどで出会った男性に対しては、後ろめたいことがなさそうかチェックすることをおすすめします。

基本的には、「身元がバレたくない」という心理状態は既婚男性と同じなので、下記のようなコミュニケーションを取ってみると良いです。

■結婚詐欺師が嫌がるコミュニケーション

  • 「Facebookで繋がろう」と言う
  • SNSに一緒に写った写真をアップする
  • 家族や友達の話をくわしく知りたがる
  • 彼の実家に挨拶に行きたいと言う

男性のSNSを教えてくれない場合は、少し気掛かりです。

最近は何かしらのSNSをしている人がほとんどなので、何もやっていないという男性は珍しいからです。

結婚詐欺師は恋人にSNSを聞かれても「SNSはやっていない」などと返して教えてくれないことが多いです。

そして、一緒に写真を撮ることや、写真をSNSにアップすることを執拗に嫌がる場合も怪しいです。

また、あなたの実家に挨拶に来てくれたにもかかわらず、男性の実家への挨拶には行かせてくれないのも、普通に交際している場合は考えにくいです。

親はいない、入院していて今は会えない、生涯孤独の身など、不幸話に持っていくケースもあるので、冷静に見極めることが大事です。

結婚詐欺師が狙いやすい女性

一人ぼっちの女性

結婚詐欺師に騙されることを避けるには、「私は大丈夫」という気持ちを持たないことに尽きます。

そのような女性ほど、結婚詐欺師は狙ってきます。

ほかにも狙いやすい女性の特徴は、下記3点あります。

■結婚詐欺に遭いやすい女性の特徴

  1. アラサー以上で結婚を焦っている
  2. 恋愛経験が少ない
  3. 優柔不断、自分に自信がない
  4. 高収入のキャリア女性

アラサー以降は、結婚に焦りだす女性が多くなります。

結婚に焦っていると、素敵な人に会うと運命を感じて好きになってしまう人が多いです。

特に、恋愛経験が少ない女性や自己肯定感が弱い女性は、男性の優しさに包み込まれて愛されると、盲目的に恋をしがちです(→自分に自信がないのを治す方法)。

上記のような冷静な判断ができなさそうで、結婚詐欺師からすると狙いやすいです。

そして、キャリアを積んできた女性はお金を持っているので、結婚詐欺師からすると何とかお金を引っ張りたいターゲットになります。

結婚詐欺に騙されないための対策

バツ印を作る女性

結婚詐欺師に騙されないためには、とにかく金銭のやり取りをしないことが基本です。

不幸話でお金が必要だと話していても、「お金は貸せないけど、辛い気持ちを支えさせて」と、精神的なサポートまでしかしないようにします。

もしどうしても、と言ってきたときは、2つの提案をして反応を見てください。

■結婚詐欺の被害に遭わないお金の貸し方

  1. 現金手渡しではなく、振込みにする
  2. 借用書(公正証書)を取り交わす

結婚詐欺師は、お金をやり取りした証拠が残らない現金手渡しを希望することが多いです。

銀行振込だと、通帳に入金記録=証拠が残るからです。

振込みを条件に提案した上で、「あなたを信用しているから」という言葉と一緒に、借用書を取り交わそうと提案してみてください。

下記内容を明記した書類に相手のサインや捺印をもらい、書面での契約を行います。

■借用書に書く内容

  1. お金を貸す日時
  2. 相手に貸す金額
  3. 返済期日
  4. 返済方法
  5. 利息を設ける場合は利息率
  6. 返済の期限を過ぎた場合の損害賠償
  7. 借りる側の期限の利益(例:分割払いを選べる)の喪失条件(例:期限を破った場合)

※借用書のフォーマットは決まっていません。

数十万円以上の大きな額をやり取りする場合は、法的拘束力がある公正証書を交わすのもおすすめです。

借用書は私文書(私人が作成した文書)ですが、公正証書は公文書(公的な文書)となるので返済しない場合は差し押さえも可能です。

一緒に公証役場に提出しにいこう、と言えば、結婚詐欺師は抵抗感を持ちます。

結婚詐欺に騙されたら

もし気をつけていても結婚詐欺の被害に遭ってしまった場合は、まず警察に被害届を出します。

結婚詐欺は立派な犯罪なので、被害届を出して相手が見つかれば逮捕まで持っていけます。

さらに、弁護士や探偵に相談すると、お金を取り返せる確率が上がります。

気をつければ婚活サイトは怖くない

携帯を持つ女性

婚活サイトはサービスの特性上、このような怪しい男に引っかかるリスクをゼロにするのは難しいです。

しかし、彼らの手口を事前に知っておくことで、騙される前に気付くこともできます。

筆者も複数の婚活アプリを使っていますが、未だ被害に遭ったことはありません。

知識を持ちながら利用すれば、手軽にさまざまな人と出会うチャンスを得ることができるサービスです。

もし、どうしても心配な場合は、婚活サイトより審査が厳しい結婚相談所を利用すると安心です。

結婚相談所は、独身証明書のほかに会社の在籍証明書収入証明書など、さまざまな書類審査が入ります。

身元が明らかな男性会員しかいないので、安心して婚活ができます。