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シニアカップル

20代で結婚する人が減り晩婚化が進む一方で、40~50代で結婚する人は徐々に増えています。

再婚だけでなく初婚で結婚する人が増加しており、アラフィフ婚という言葉を目にするようになったのは最近のことです。

アラフィフ婚が増えてきた理由には、いろいろな見方があります。

バブル世代の価値観に関連付けて考えることもできますし、アラフィフから結婚相手を探すことができるようになったということも一因だと思います。

アラフィフは初婚より再婚の方が断然多い

若い女性とミドル女性

アラフィフ婚がどれくらい増えているかは、厚生労働省や内閣府の調査から調べることができます。

その結果、アラフィフの「初婚件数」と「再婚件数」を比較すると、再婚数が大きく上回ることがわかりました。

2019年の人口動態調査を見ると、45~54歳の初婚件数は夫が13,866件、妻が5,932件です。

この数字はたとえば33年前と比べると、夫は8.7倍、妻は2.8倍も増加しています。

しかし「再婚数」はこの初婚件数を大きく上回り、夫は24,943件、妻は18,170件もの再婚を果たしています。

このように、アラフィフの結婚件数は大きく増加してきています。

バブル世代のアラフィフを取り巻いた環境

働く男性

現在アラフィフにあたる層は、バブル景気のときに就職したバブル真っ只中の世代から、バブル崩壊、氷河期入口くらいまでに当てはまります。

日本が好景気だったため求人が多く、男性はもちろん女性も社会に進出し始めた時代でもあります。

「24時間戦えますか」というキャッチコピーのCMが流行った時代でもあり、特に男性は若い頃に仕事で多忙な日々を過ごした人が多いです。

アラフィフで初婚の男性の中には「仕事に打ち込んできて、出会いがないまま50歳になった」という人も少なくないようです。

また、「東京ラブストーリー」などのトレンディードラマが流行した時代でもあるので、恋愛が好きな人も多く、アラフィフ婚につながっている可能性もあるかもしれません。

実際に、結婚相談所パートナーエージェントが実施したシニア世代の意識調査では、50~69歳の独身男女の4人に1人は「熟年結婚をしてみたい」と回答しており、結婚に前向きな気持ちを持っていました。

参考記事:熟年結婚を考えるアラフィフ、アラカンの方へ メリット・デメリットと対策

婚活サービスが普及し、アラフィフ婚がしやすくなった

スマートフォンを見る女性

今までは若いうちに出会いがないと、アラフィフが新しい出会いを見つけるのは難しかったです。

実際にアラフィフで結婚する人は、同窓会で再会した相手など昔からの知人から恋愛に発展することが多いようでした。

しかし今は、結婚相談所婚活サイトなどの婚活サービスの普及により、40~50代の人も新しい出会いを探せるようになりました。

特に、婚活サービスを利用するミドル・シニア世代が増加したのは、東日本大震災以降です。

震災をきっかけに「家族の絆」などが重要視されるようになり、生涯独身のつもりだった多くのアラフィフ世代が婚活を始めるきっかけになりました。

結婚相談所や婚活サイトで成婚し、結婚まで至るカップルも年々増えているようです。

婚活サイトは若向け?そんなことはありません

スマートフォンをみる女性

婚活サイトと聞くと、若い人が使う婚活ツールのイメージを持つ人もいるかもしれません。

確かに、一番多く婚活サイトを活用しているのは20~30代ですが、実はアラフィフで登録している人も多いです。

たとえば、累計600万人以上が利用している婚活アプリ「Pairs(ペアーズ)」には、2017年9月時点で40代以上の男性会員が約43万人も登録しています(※Pairsは2022年現在、累計登録数2,000万人を突破しています)。

ほかにも、老舗婚活サイト「youride(ユーブライド)」は、40~50代の会員の割合が4割を超えている、まさにアラフィフ向けの婚活サイトと言えます。

このように、50代の会員もアクティブに利用している婚活サイトは、実は多いです。

さらに、そもそも婚活サイトは年齢などの希望条件で会員を検索するので、対象外の若い世代の会員はそもそもお互いの検索に出てこないので、あまり関係ありません。

たとえば再婚を目指す人は、「バツイチOK」を条件に上げている人を検索できるサイトもあります。これなら、バツイチに抵抗がない人とも出会いやすくなります。

「婚活サイトなんて使うのは恥ずかしい…」と思いつつも気になっている人は、まずは1つ使い始めてみても良いと思います。

結婚相談所ではシニア向け・再婚者向けプランも

カウンターの女性

婚活サイトは、自分で異性にアプローチしたり、メッセージのやり取りを繰り返したりと、まめにログインする必要があります。

スマホやパソコンが苦手な人や、自分だけで婚活サービスを使うのは心配…という人は、サポートの手厚い結婚相談所がおすすめです。

婚活サイトより費用は必要ですが、婚活アドバイザーに相談しながら婚活を進めていけるので安心感があります。

また、大手結婚相談所を中心にシニア向けプランも増えてきています。

専用プランがある結婚相談所なら、同年代の異性と出会える可能性も高くなるのでおすすめです。

参考記事:40代・50代以上向けプランがある結婚相談所を比較 シニアの婚活を成功させるには

また、再婚者向けプランを持つ結婚相談所もあるので、バツイチの人は比較検討してみても良いと思います。

アラフィフ婚は同世代で価値観があう人がおすすめ

シニア夫婦

アラフィフが新しい出会いを探す手段は増えてきていますが、出会いを増やした次に大事なのは、どんな人と結婚したいと思うか、です。

そこで、40~50代から婚活を始めるうえで、婚活が成功した人たちの婚活傾向を口コミから調べてみました。

すると、下記2点の共通点がわかりました。

■アラフィフ婚が成功した人の傾向

  • 同世代に近い人で探していた
  • スペックではなく価値観や内面を重視していた

アラフィフ婚をする人の多くが、歳の差が少ないカップルです。

特に男性は「できるだけ若い女性と交際をしたい」「やっぱり子どもがほしいから30代以下の人が良い」と考える人が多いですが、若い女性はやはり若い男性と結ばれるケースが多いのです。

結婚相談所でも、年収が高いシニア男性は若い女性とマッチングする場合もありますが、事例としては少ないです。

よって、同年代のアラフィフを中心に相手探しをすることをおすすめします。

子どもは作らないけれど、自分たちの幸せのために寄り添って生きるシニア夫婦も多くいます。

パートナーエージェントの調査によると、シニア世代に向けて「どんな人と一緒になりたいか」というアンケートで一番多かった回答は「心の支えになってくれる人」でした。

質問項目には、年収や家事スキルなどの項目もありました。

そんななかでも「心の支えになる人」という回答が一番多かったのは、シニア世代の価値観がよくあらわれていると私は感じました。

たとえば、男女ともに再婚のカップルは、お互いの苦労や悩みも分かり合えるので、長続きしやすいです。

アラフィフ婚はスペックよりも、心から深くつながることができるかが大事な条件になります。

次は、40~50代が多い婚活サイト、ユーブライドの記事です。