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親子

子どもの婚活に口出しする親、場合によっては子どもに代わってお見合いをセッティングする代理婚活を行う親が増えています。

両親を対象としたイベントを開催する結婚相談所も少なくありません。しかし、実際は親が子供の婚活に口出しするとうまくいかないことが多いです。

代理婚活のデメリットや、親の過干渉の改善方法を解説します。

親が口出しするとうまくいかないことが多い

悩む女性

親の代理婚活の関わり方にはさまざまなパターンがありますが、あまり深く関わりすぎると婚活がうまくいかないことがあります。

具体的には、親が下記のような干渉をするケースが増えてきています。

  • 結婚相談所に親同伴で来る
  • 親がお見合いを申し込む、もしくは断る
  • 相手のスペックが悪いと破談にする

特に、親がお見合い相手の選別に関わり始めると、スペック面の条件が釣り上がりマッチングが難しくなりがちです。

たとえば下記のような理由で、本人たちがマッチングしていても親が断るケースも多々あります。

■結婚相談所で親子婚活をする親のよくある要望

・この年齢にしては年収が少ない

・5歳以上の年上はダメ

・聞いたことがないお勤め先で心配

子供自身は相手のスペックではなく価値観を重視しているのに、親は良かれと思って好条件の人を求めてしまうことはよくあります。

本人たちは相思相愛だったのに、親が断ってしまっては台無しです。

このように、親が子どもに過度に関わると婚活がうまくいかなくなることが多いです。

そして、ずるずると婚活を続けていくうちに子供が年を取って、さらにお見合いが成立しづらくなる…という悪循環になりがちです。

たとえば結婚相談所では、20代のうちは多少条件が厳しくても申し込みが入ります。

しかし、年齢が上がると申し込んでくる相手が減ってくるので、要望を言うどころではなくなってきます。

特に、アラフォーに差し掛かっていくと、マッチング相手は大幅に減ります。

男性は特に子どもが欲しい場合、女性に求める条件に「35歳以下」と希望する人が多いからです。

晩婚化の流れでアラフォーからの婚活でも幸せになるカップルは増えてきていますが、それでも現実は厳しいです。

よって、相手のスペック重視の婚活は、非常に厳しいものになります。

最終的には子どもが駆け落ちをしてしまったり、婚活そのものをやめてしまった人もいます。

■親の代理婚活が「条件重視」になる理由

親が子供の条件にこだわる理由は、いくつか考えられます。

たとえば、母親が高収入な父親と結婚して幸せだと感じていた場合に、「夫くらいの収入がないと」と思うパターンがあります。

しかし、日本人の平均年収は親世代から下がってきているので、親の価値観で収入を判断するとお見合い相手がかなり限られます。

たとえば、国税庁が2021年に調査した民間給与実態統計調査(PDF)によると、30代前半の男性の平均年収は472万円です。

しかし、これはあくまでも平均なので、実際には年収400万円以下の男性も多いです。

そんな状況で「年収600万円以上でないとだめ」と言っていては、自分自身も条件が良くない限りはマッチングできません。

親だけでなく、親子の共依存かも?

親子

親が子どもの婚活に過干渉になってしまうのは、親が子どもに依存している場合もありますが、親子の共依存になっていることも少なくありません。

婚活に過干渉する親は、子どもを育てる上でも過干渉ぎみになっているケースが多く、子どもも親も1人で生きることができないようになりがちです。

良くない共依存の事例としては、下記のようなものがあります。

■良くない親子の共依存例

子どもに生活力がなくなる
実家住まいで経済的に依存し、家事なども親が行っているパラサイト・シングルだと、お見合いをした人にネガティブな印象を持たれやすいです。
自分の意志が持てない
子どもの進路など、人生のレールを親が引いてきた場合は、子ども自身が結婚についての自分の考えが持てなくなっている可能性があります。
このタイプの人は婚活でも、ズルズルとお見合いを繰り返しては「ピンとこない…」と悩みがちです。

このように、親が子どもの世話をしすぎると、子どもが生活面・精神面で自立しづらくなります。

親孝行ではなく、悪い意味でのマザコン男性もこのような傾向があります。

実家で過ごすのが楽なので、結婚についても真剣に考えることができなくなるケースもあります。

高収入男性は、自立した女性と結婚したい

スーツを来た男性

スペックが高い男性(高収入など)は、自立した女性に支えてもらいたいと考えています。

たとえば、高収入男性は「働きたくないから専業主婦を志望している女性」は好まない傾向があります。

もちろん専業主婦に賛成する男性もいますが、その場合は家事などもすべて完璧にこなすことを求める人が多いので、少しやっかいだったりします。

たとえば医者の妻になると、多忙な夫のサポートに奔走することになりがちです。

家事や育児はもちろん、患者への手紙を妻が代わりに書いたりすることもあるようです。

夫ともなかなか時間を共有できないので、妻が疲れ果てていても夫に甘える機会が少なくなりがちです。

このような生活は、自立した女性でないと長続きできないと思います。

自立していない、依存傾向のある人は少し話すとわかるものなので、ハイスペック男性は自立していなさそうな女性には良い印象を抱きにくいです。

子どもを甘やかすことで、結果的に条件の良い相手に合わない人間にしてしまい、親が理想とする相手との結婚を難しくしてしまいかねません。

もしくは、仮に結婚できたとしても「全然甘えさせてくれない」「専業主婦になったものの、家事をすべてしなきゃいけないのが辛い」などと悩み、離婚してしまうという結果になった夫婦も数多くいます。

親子の依存を解消する方法

親子の依存は、親か子のどちらかが依存を断ち切るところから始まります。

共通して言えることは、物理的に距離を取ることで、精神的にもお互いが自立できる環境を作る必要があるということです。

「依存しないようにしなきゃ」という精神論だけでは、長く積み重ねてきた親子の依存からは抜け出すのは難しいです。

親から依存を断ち切る方法

刺繍をする女性

親が子どもへの依存をやめるためには、子ども以外に興味や関心を持つことがおすすめです。

子ども以外のものに気持ちや時間を分散させて、子どもだけではない生活にしていくことで依存から少しずつ離れることができます。

人に依存しやすい人は、人に必要とされる活動でやりがいを感じ、充足感を得やすい傾向があります。

複数人と取り組む(もしくは教え合う)習い事や仕事、ボランティアなども良いと思います。

子どもから依存を断ち切る方法

一人暮らしの女性

実家暮らしの子どもが親からの依存を抜け出すために、もっとも早い方法は一人暮らしを始めることです。

実家暮らしという環境を変えることで、経済的・精神的に自立できるようになります。このように距離を取るのがもっとも確実です。

もし実家で過ごしながら依存を抜け出そうと思うなら、徹底的に話し合う、もっと言うと対抗するのも1つの手です。

今まで親に対して意見を言ったことが少ない人は、まずは自分の思いを親にわかってもらう必要があります。

少し喧嘩になってしまったとしても、これは今まで取ってこなかったコミュニケーションの反動なので必要なことだと思います。

「自分がどう考えているかわからない…」と言う場合は、知人・友人など親以外の人と話すことで、自分の価値観を知るところから始めるのがおすすめです。

特に女性は、話しながら自分の考えていることを整理できる人が多いです。

話しているうちに、「こんな結婚生活に憧れていたんだな」「こういう人と一緒にいたいな」という考えが理解できるようになります。

親にバレずに婚活がしたい場合は

悩む女性

「親に口出しされるのが嫌だから、内緒で婚活がしたい」という人も少なくないかと思います。

親がスマホを見てこないのであれば、スマホでのネット婚活だとバレるリスクは少ないと思います。

家族共有のパソコンなどでメッセージやりとりをするのではなく、すべて自分のスマホで完結すれば安心です。

婚活アプリでのやりとりなら、メッセージ画面はラインと似たデザインなので、パッと画面を見られてもわかりにくいです。

参考記事:女性向け比較◎Pairs・Omiai・with 婚活アプリ3強の違いとは

また結婚相談所でも、多くの場合はロゴなどが入っていない無地封筒での資料送付に対応しています。

心配な場合は、「資料は家人がわからないように、無地の封筒でお願いします」と事前に一報しておけば、快く対応してもらえるかと思います。

入会自体は親の同意がなくてもできるので、結婚アドバイザーとの面談やお見合いを1人でこなせば問題ありません。

結婚相談所では結婚アドバイザーが親身に相談に乗ってくれるので、困ったときも親ではなく担当の人に話しやすいかと思います。