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結婚式を挙げるカップル

30歳を超え、そろそろ真剣に結婚を考え始めたい。でも日常で出会いがない…そんなとき、結婚相談所や婚活サイトを思いつくことは多々あるかと思います。

結婚相談所はいろいろ相談できそうだけど費用が高そう、ネット婚活はなんとなく不安…。たくさんの心配ごとに一歩踏み出せずにいる人もいるかもしれません。

今回は結婚相談所と婚活サイトがどんな人におすすめかを、アラサー独身(♀)の筆者が納得行くまで比較してみました(心配症な筆者が調べたので少し長くなってしまいました)。

※金額・手数料表記はすべて税込です。

はじめに:結婚相談所には2タイプある

比較する女性

結婚相談所と婚活サイトを比較する前に、結婚相談所には2つのタイプがあることを知っておく必要があります。

結婚相談所には仲介型データマッチング型という2つのタイプがあり、マッチングの方法が異なります。

また、なかにはIBJメンバーズのように、データマッチング型と仲介型の両方のプランを扱う結婚相談所もあります。

仲介型とは

会員一人につき結婚アドバイザーが1人以上つき、希望条件だけでなく人柄なども見た上でマッチングしそうな相手を紹介してくれるタイプです。

■仲介型のメリット
○内面なども重視した婚活ができる
○結婚アドバイザーがアドバイスなどのサポートをしてくれる

■仲介型のデメリット
△定期的に店舗へ行く必要がある
△条件外の人をおすすめされることもある

代表的な仲介型の結婚相談所:サンマリエ

データマッチング型とは

結婚相談所に在籍している会員のデータベースから、自分の希望条件に合う人を自動で探すタイプです。データマッチング型に特化した結婚相談所は、結婚情報サービスとも呼びます。

自分から会ってみたい会員を探したり、システム上でマッチングした会員の紹介を自動的に受けたりすることで、出会いを増やします。

■データマッチング型のメリット
○条件にこだわって相手を探せる
○店舗に行かなくても婚活ができる

■データマッチング型のデメリット
△条件が厳しいとなかなか出会えない
△アドバイザーとの相談の頻度は少ない

代表的なデータマッチング型の結婚相談所:オーネット

結婚アドバイザーと二人三脚で成婚を目指す仲介型、自動マッチングによって効率的な婚活ができるデータマッチング型、というイメージです。

仲介型・データマッチング型・婚活サイトの違い

では、仲介型とデータマッチング型の結婚相談所、婚活サイトの3つを比較してみます。

大まかに言うと、仲介型の結婚相談所は結婚アドバイザーと相談しながらの婚活、婚活サイトは自分から相手と出会いに行く婚活、データマッチング型がその中間というイメージです。

■データマッチング型・仲介型・婚活サイトの比較

特徴 仲介型 データマッチング型 婚活サイト
マッチングの仕方 結婚アドバイザーによる手動マッチング データによる自動マッチング ユーザー主体のマッチング
入会基準 厳しい 厳しい 比較的ゆるやか
料金 高い やや高い 安い
手軽さ
スタッフのサポート
代表的な業者 IBJメンバーズ オーネット ユーブライド

次に、項目順に違いを見ていきます。

マッチングの仕方-相談したいタイプか、こだわりの条件で探したいタイプか

運命の赤い糸

「仲介型はいわゆる『結婚相談所』のイメージ通りだけど、データマッチング型の結婚相談所と婚活サイトは何が違うの?」と感じる人もいるかもしれません(筆者も最初はそう思いました)。

基本的に自分から相手探しをする必要がある婚活サイトと比べて、データマッチング型の結婚相談所は毎月、条件にあった人を必ず紹介してくれる点が大きく異なります。

■仲介型の結婚相談所

結婚アドバイザーが希望条件だけでなく、性格や価値観も合う人を一人ひとり紹介してくれます。

プロの目線から見て、条件がすべて合致していなくても性格や価値観が合いそう人がいれば紹介するケースもあり、そこから成婚するカップルも珍しくないようです。

また、デートの服装や交際についての相談に乗ってくれるので、恋愛経験が浅い人プロの意見をもらいながら婚活をしたい人におすすめです。

■データマッチング型の結婚相談所

システム上で相手と自分の条件が合致した人を定期的に紹介してくれるので、自分から相手を探す手間を省くことができます。自分からお見合いを申し込める結婚相談所もあります。

効率的にマッチングすることができるので、忙しい人向けのサービスと言えます。

■婚活サイト

結婚相談所の結婚アドバイザー的な仲介人を挟まず、ユーザー同士でやりとりをして出会います。

数名にアプローチしながら、ときには希望条件やプロフィールを変えてマッチング率を高めるよう活動するイメージです。

自分に合う相手を探すために、自分で相手を探してアプローチできる人向けです。

もしくは、相手からたくさんアプローチをしてもらえる人にも向いていますが…厳しい話をすると、30代以上の会員は20代と比べるとアプローチを受ける数が減る傾向にあるので、自分から動く必要があると思います。

仲介型もデータマッチング型も、会員と会員の間を結婚相談所が仲介する点から、双方向のマッチングができる点がメリットです。

婚活サイトはサイト上で会員同士のやりとりが直接、かつ自由にできるので、ときには条件外の人からアプローチがくることもあります。

筆者も婚活サイトにはいくつか登録してみましたが、「条件外だとは思いますが、一度お話しませんか」というメッセージをもらったことがありました。

30代を超えると、女性は40代以上の人からのアプローチが増えるかと思います。

同年代の人と出会いたい場合は、顔写真やプロフィール内容をしっかり準備した上で自分からメッセージを送るなどの工夫が必要です。

特に、ネット婚活で第一印象を左右する顔写真はとても重要です。明るいところで、笑顔で写った写真がベストです。

入会基準-結婚相談所は提出書類が多い

チェックボックス

入会基準は、結婚相談所の方が圧倒的に厳しく、それが安心感にもつながっています。

結婚相談所に入会するには、身分証明書など以外にも、独身証明書や卒業証明書など、自身のステータスを証明する書類の提出が必要です。

特に男性会員には、年収を証明する収入証明書や、確かにその企業で働いていることを証明する在籍証明書が提出必須の結婚相談所もあります。

女性にとって、学歴や収入がちゃんと証明してある男性会員だけと出会えるのは大きな安心だと思います。

婚活サイトは、多くが身分証明書を写真をメール送信することによる年齢確認のみで登録できるので、気軽に利用できる反面、不安を感じる人もいます。

プロフィールを偽った会員が登録しづらいのは、実名SNSであるFacebookと連動したOmiai(オミアイ)です。

料金で比較-結婚相談所が高いが、経済力のある人が入会する

電卓とカレンダー

料金に関しては結婚相談所が高く、婚活サイトは安いです。多くの場合、年間で活動した場合の費用が10倍くらいの差が開きます。

婚活サイトは多くの場合、プロフィール登録や会員検索は無料ででき、会員とメッセージのやりとりをする際は有料登録が必要です。

いい人が見つかったら有料登録、という対応が可能なので、それまでは無料で使ってみると良いと思います。月額料金は3,000円前後が一般的です。

また、なかにはペアーズのように女性が完全無料の婚活サイトもあります。

一方、結婚相談所は月額料金が10,000~20,000円前後するのに加えて、入会金などのその他費用が発生します。入会金は100,000~300,000円する場合もあります。

さらに仲介型の結婚相談所の場合は、マッチングした相手と成婚退会をする際に成婚料が発生するところが多いです。

実際に、代表的な業者3社の料金体系を比較してみました。

■仲介型・データマッチング型・婚活サイトの代表業者 料金比較

料金 仲介型 データマッチング型 婚活サイト
業者 パートナーエージェント ツヴァイ ペアーズ
入会費用 33,000~104,500円 115,500~126,500円 なし
月会費 12,100~15,400円 15,400~17,600円 1,650~3,700円
成婚料 55,000円 0~220,000円 なし

結婚相談所の費用がここまで高いのは、厳しい入会審査やマッチングにコストがかかっているからです。

特に仲介型の結婚相談所は、会員同士のマッチングも人の手を使って行い、会員への婚活アドバイスやフォローなども手厚く行うため、婚活サイトなどに比べると人件費は多くかかっています。

料金が高い分、結婚に対して真剣な会員しかいないことや、経済力があるアラサー・アラフォーの会員が多いことがメリットでもあります。

手軽さで比較-自分のペースで活動できるのは婚活サイト

スマホを操作する女性

料金も安く、手軽に始められる婚活サイトは、自分のペースで婚活をしたい人に向いています。

婚活サイトの有料プランには、1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月など期間が選べるところもあるので、まずは1ヶ月試してみて、その後腰を据えて婚活をする場合に中期プランに入る…なども可能です。

もちろん、一度無料会員になった後もいつでも有料会員へ戻れます。しかし、有料会員から無料会員に戻る際は、残り期間の料金差額が返ってこない婚活サイトもあるので注意が必要です。

一方、結婚相談所は定期的に相手の紹介を受けられますが、少し婚活を休みたい…という際に、休会をしていても費用がかかったり、休会期間に制限があったりする場合が多いです。

また、仲介型の結婚相談所には休会制度がない場合も多く、活動ペースを落としている間も10,000円前後の月会費が発生します。

じっくり自分のペースで相手を探したいという人は婚活サイト、短期間で確実に相手を見つけたいという人には結婚相談所がおすすめです。

スタッフのサポートで比較-仲介型の結婚相談所は二人三脚

女性アドバイザー

前述の通り、仲介型の結婚相談所は会員1人につき結婚アドバイザーが1人つくので、手厚いサポートを受けることができます。

■仲介型の結婚相談所 サービス例

  • 条件が合う会員の紹介
  • 婚活プランニング
  • 初回お見合い時の引き合わせ(冒頭にスタッフが立ち会い)
  • お見合い後のフォローやフィードバック
  • お断りの返事の代行
  • 定期的な面談による相談

パートナーエージェントのように、成婚退会後のサポートもしてくれる結婚相談所もあります。

データマッチング型の結婚相談所は定期的な面談などはありませんが、セミナー講座婚活に関するWeb動画を用意しているところもあります。

異性とのコミュニケーションの取り方やマナーの講座から、ファッションやメイクに関する内容まで、扱っている内容は相談所ごとにさまざまです。

一方、婚活サイトでは運営スタッフとユーザーのやりとりはほとんどありませんが、不快なユーザーの通報などに対応してもらえます。

既婚者や勧誘目的の会員がいる場合は、違反通報から問い合わせをしてみることをおすすめします。

結婚相談所と婚活サイトのメリットを持つ、「オンライン結婚相談所」も登場

エン婚活エージェント

今まで、結婚相談所と婚活サイトの特徴を見てきましたが、最近は新しい婚活サービス「オンライン結婚相談所」というものも登場しています。

代表的なオンライン結婚相談所はエン婚活エージェントです。転職サービス大手のエン・ジャパングループが運営しています。

エン婚活エージェントは店舗を持たずすべてオンライン上でやりとりを行うので、一般的な結婚相談所よりコストが安いことが最大のメリットです。

会員の年齢層も男性はアラフォー・女性はアラサー会員が半分を占めているので、30代以上の婚活に向いています。

エン婚活エージェントのサービス内容

■データマッチング
マッチング方法はデータマッチング型です。月に6名以上を紹介し、双方が会ってみたいという返事をしてはじめてお見合いができます。

■専任アドバイザーのサポート

お見合い後は、お互いが相手と会ってみた感想を記入し、自分にフィードバックしてもらえます。自分の印象を客観的に見た意見がもらえる貴重な機会です。

さらにフィードバック後は専任アドバイザーからもアドバイスをもらうことができるので、婚活について学んで次に活かすことができます。

■オンライン教育サービス
婚活中の自分磨きだけでなく、結婚してからの内容についてのオンライン動画も提供しています。自己分析からコミュニケーションのコツ、男女の脳の違いなど、講座内容は多岐にわたります。

また、エン婚活エージェントは仲介型結婚相談所のパートナーエージェントと提携しており、専任アドバイザーはパートナーエージェントのノウハウを身に着けています。

高い成婚率が評判のパートナーエージェントと同等のコンサルティングを受けられるメリットも大きいと思います。

まとめ:それぞれの婚活サービスが向いている人は?

長くなりましたが、調べた内容をもとにそれぞれの婚活サービスが向いている人をまとめました。

■仲介型の結婚相談所が向いている人

  • 費用をかけても、短期間で確実に成婚したい
  • アドバイザーに相談しながら婚活をしたい
  • 恋愛経験が少なく、断るのが苦手

費用がかかる分、結婚アドバイザーから手厚いサポートが受けられる仲介型の結婚相談所は、恋愛経験が少ない人急ぎの婚活をしている人におすすめです。

30代以上の会員におすすめなのは、成婚率が高いパートナーエージェントや年齢層が高いIBJメンバーズなどです。

パートナーエージェントには40代以上向けの限定プラン「PAXプラン」もあるので、40代以上の人の婚活にもおすすめです。

■データマッチング型の結婚相談所が向いている人

  • 忙しいのでなるべく効率的に婚活をしたい
  • 困ったときはアドバイザーに相談したい
  • 自分からも希望条件に合う会員を探したい

データマッチング型の結婚相談所は、データ上でマッチングした人を紹介してもらえるので来店の必要がなく、多忙な人でも質の高い婚活ができます。

30代以上の会員が多い結婚相談所は、ツヴァイオーネットです。

オーネットには、45歳以上限定の「オーネットスーペリア」という割安プランもあるので、こちらもアラフィフ婚活におすすめです。

■婚活サイトが向いている人

  • 自分のペースで婚活を進めたい
  • 外見やコミュニケーションにある程度自信がある
  • なるべく費用を抑えたい

安いコストで多くの人と出会うチャンスがあるのが、婚活サイトのメリットです。

自分で相手にアプローチしたり、受け取ったメッセージからやりとりを積み重ねて会うことになるので、ネットコミュニケーションが得意な人にも向いています。

また、マッチング率を高めるには第一印象となるプロフィールで好印象を与えられるようにする必要があります。

30代以上の会員が多く利用している婚活サイトは、Pairs(ペアーズ)、youbride(ユーブライド)などです。

それでも、やっぱり迷うという方もいるかもしれません。

結婚相談所の仲介型かデータマッチング型のどちらかで迷っている人は、双方のプランを扱っているIBJメンバーズで相談してみるのも良いかもしれません。

IBJメンバーズは会員数が多いだけでなく、男性会員の平均年収が高いことも評判な結婚相談所です。

また、「結婚相談所ほどの費用は出せないけど、相談しながら婚活がしたい…」という人には、オンライン結婚相談所のエン婚活エージェントが向いていると思います。

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