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婚活と自然な恋愛の一番の違いは、相手の選び方です。
婚活では、プロフィールなどのスペックありきで相手を選ぶのが普通なので、年齢や年収、職業などの条件をより重視しやすいです。
自然な出会いでは、相手の年収などを知る前に人柄や価値観を知るので、はじめにスペックを気にすることはありません。
今回は、中でも「無職の女性」について解説します。
職業は、婚活をする男性も女性も目がいく項目です。
多くの女性は、プロフィールに「職業:無職」と書いている男性がいれば、婚活相手の対象から外すと思います。
かつては無職の女性も「家事手伝い」という名目で結婚できる機会が多かったですが、今は男性も女性の職業を気にするようになりつつあります。
家事手伝い女性の印象は良くない
結論から言うと、家事手伝いの女性はあまりいい印象を持たれません。
男性は女性ほど年収は気にしない傾向にありますが、たとえば「職業:キャビンアテンダント」「職業:モデル」と書いていれば、婚活マーケットでは人気が高くなります。
かつては「家事手伝い」も、箱入りの令嬢、良い家の娘さん、というポジティブな印象でしたが、今はあまりプロフィールに書かないほうが良いです。
現代は共働きが当たり前になりつつあるので、女性が無職だと「働く気がなさそう」というネガティブな印象になってしまいます。
過去の職業を書くか、「求職中」など別の表現に言い換えた方がまだ印象は良いです。
■余談:家事手伝いが人気だった時代
かつては、今以上に「男は外で働き、女は家を守る」という風習が強く、専業主婦が当たり前でした。
男性も「妻が働いているのは、夫の収入が低いと思われて恥ずかしい」と考える人が多く、妻に働いてほしくないと言うケースが多かったです。
しかし、今は日本人男性の平均収入も下がりつつあり、専業主婦でいられる夫婦は少なくなってきています。
そういう意味では、収入が少ないにもかかわらず「恥ずかしいから働きに出ないでくれ」という男性よりは、「共働きで家計を安定させたい」と言う男性の方がずっと現実的と言えます。
結婚相談所に登録している女性の職業
実際に、結婚相談所に登録している女性の職業も、「会社員」が多いです。
近年は働く女性も増えてきて、婚活マーケットでも家事手伝いの女性は減りつつあります。
ためしに主要な結婚相談所の中でも、会員の職業データを公開している結婚相談所で女性会員の職業を調べてみました。
※調査は記事執筆時点(2019年2月)のものです
ツヴァイ
イオングループの大手結婚相談所ツヴァイの職業割合を見てみると、男女ともに「職業:会社員」が多く、女性は6割以上が会社員でした。
ツヴァイも、多くの女性会員は何らかの形で働いていることがわかります。
■ツヴァイ 会員の職業割合(2019年2月時点)
ツヴァイに会社員が多い要因のひとつは、法人会員制度があることです。
ツヴァイと提携している2万以上の企業は、従業員が法人会員制度で入会すると割安で活動できます。
法人割引で入会する人は、ツヴァイ会員の4人に1人とかなり多いです。
大手企業の社員が法人割引を使ってて入会するケースも多いので、ツヴァイは会員の質が高いことでも知られています。
他の特徴としては、女性は特に教師・医療関係者の割合が高めです。
女性の職業は「医療関係(18.1%)」「教師・教諭(8.3%)」と、男性に比べて高い割合となっています。
女性教師や女医、看護師などの医療関係者は、出会いが少ないからかもしれません。
医療業界・教育業界で働く女性の割合は、いずれも数年前からやや増加傾向います。
そのかわり、割合が減っているのは「職業:その他(4.1%)」という女性です。
おそらく「職業:その他(4.1%)」の中に、「家事手伝い」が含まれていると考えられます。
「職業:その他」の割合は、年々減ってきています。
数年前は、ツヴァイの女性の職業が「その他」に当てはまる人が16%いましたが、今はわずか4.1%です。
やはり、ツヴァイも働いている女性がほとんどだとわかります。
オーネット
続いて、ツヴァイと同じく大手の結婚相談所「オーネット」の会員データを見てみます。
オーネットはツヴァイ以上に働いている会員が多く、女性は98.2%が何かしらの職業に就いている状況です。
■オーネット 会員の職業割合(2019年1月時点)
女性の63%は会社員で、特に事務系の仕事をしている人が多いです。
しかし、技術職や営業・販売職、管理職や役員の女性も4分の1以上を占めており、キャリア女性も多くいると予想できます。
また、医務系会社員の次に多い「専門職(19.9%)」は、看護師などの資格が必要な職業だと予想できるので、ツヴァイで「医療関係」に当てはまった人が多くいそうです。
そして、家事手伝いも含まれる「そのほか(1.8%)」の割合は、ツヴァイより少ないです。
冒頭で触れた通り、無職の女性は働いている女性より印象が悪くなってしまうので、オーネットで活動すると働く女性会員=ライバルが多くなりそうです。
年齢が若ければまだ良いが…
ここまで見た通り、婚活マーケットでは家事手伝いの女性が年々少なくなっています。
婚活をしている男性も、働いていない女性と出会う機会が少ないので、「えっ働いていないの?」と感じてしまうかもしれません。
ただし、年齢が若い場合は、まだ「無職」というマイナスポイントをカバーできるかもしれません。
悲しい話ですが、ほとんどの男性はなるべく若い女性と結婚したいという願望があります。
子供が欲しい男性は、なおさら「20代がいい」「35歳まで」と、女性の年齢をまず見ていることが多いです。
なので、20代くらいまでなら無職でも「前職を辞めてしまって転職活動中」「家事はなんでもできます」など他のアピールをすれば、何とかなるかもしれません。
実際に、もし共働きをすることになって女性も働こうと思った時、若いうちなら就職できる企業が多いので何とかなります。
しかしアラサー以上になってくると、就職先を見つけるのにも苦労する上に、男性も「30代で無職…?なんで?」というネガティブな見方になってきてしまいます。
婚活をする際は、素直に「家事手伝い」「無職」と書かない方が無難です。
家事手伝いの人向きの具体的なプロフィールの書き方は、次の記事で解説しています。
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