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若い夫婦

結婚を前提に同棲を始めたのに、別れてしまうカップルは意外と多いです。

理由はいろいろですが、特に「生活リズムや価値観が合わなかった」「家事分担をしてくれなかった」といった事情が多いです。

もしくは、同棲解消まではいかなくても、いつまで経っても結婚の話にならないというカップルも。

今回は、同棲を経てちゃんと結婚したいカップルが気をつけるべきポイントを解説します。

今から同棲を考えている人の参考になれば幸いです。

同棲前の話し合いが重要

結婚前提の同棲を充実した生活にするためには、同棲を始める前の話し合いが重要になってきます。

具体的には、以下の5点についてはあらかじめ相談しておくと安心です。

■同棲開始前に話し合うべきポイント

  1. お互いの生活リズム
  2. 生活費の分担
  3. 家事の分担
  4. 貯金目標額
  5. 同棲期限

これらを共有せずに同棲を始めると、一緒に暮らし始めてからギャップに悩んだり、ケンカに発展しやすくなります。

結果的に同棲後に別れるカップルも少なくないので、お互いのことを知っておくことが大事です。

お互いの生活リズム

腕を伸ばす女性

同棲を考えるときは、まずお互いの大まかな生活リズムを確認することをおすすめします。

具体的には、朝食は食べるのか、起床時間と就寝時間、仕事からの帰宅時間などです。

生活リズムの違いが大きいカップルは、生活リズムの違いにどう対処するかについて話し合っておかねばなりません。

特に、ライフスタイルの違いは部屋の間取り選びに大きく影響します。

生活リズムが似ているカップルには、一緒にいる時間が多くなる1LDKの間取りが人気です。

一人の時間が取りにくいというデメリットはありますが、広々としたリビングで二人の時間を過ごせます。

■1LDKの賃貸

1LDKとは、1部屋+リビングダイニングキッチンがある部屋です。

リビングは一緒に食事をしたりくつろいだりする場所、もう1部屋は寝室にするカップルが多いです。

一方、どちらかが夜勤など仕事のスタイルが違う、もしくは起床・就寝時間に違いがあるカップルは、2DKの間取りがおすすめです。

お互いが自分の部屋を持てるので、遅く帰った日に相手を起こないように寝室を分けることも可能です。

また、在宅ワークで仕事スペースが欲しい人や、一人になる時間が欲しいタイプの人にも向いています。

■2DKの賃貸

2DKとは、2部屋+ダイニングキッチンがある部屋のことを指します。

ダイニング以外の部屋が2つあるので、2人がそれぞれ自室として使うこともできます。

ちなみに、家賃相場は1LDKより2DKの方が安い傾向にあります。

2DKはやや古い部屋タイプなので、築年数が古い家が多いことがおもな理由です。

そのため「1LDKに住みたいけど予算の問題で2DKにした」というカップルもいます。

たとえば2部屋を「お互いの自室」として使うのではなく、「リビングと寝室」というふうに分けると、1LDKに近い暮らしができます。

生活費の分担

財布とルーペ

お金の問題も、同棲をする上ではしっかり話し合っておくべきです。

同棲中に金銭トラブルが起きてしまうと、別れにつながりやすいです。

同棲中にかかる費用を完全折半にするのか、「家賃は彼、光熱費と水道代は彼女」のように支払いを分けるのかなど、早いうちに決めておくと楽です。

同棲をするときに必要になる費用のうち、最低でも以下の分担は相談しておきたいです。

■同棲の必要経費

  • 引っ越し代
  • 賃貸の初期費用(敷金・礼金、仲介手数料など)
  • 家具家電代
  • 家賃
  • 光熱費・水道費
  • 食費
  • 通信費(Wi-Fiなどのインターネットプロバイダー)
  • 消耗品や雑費

特に、同棲を始めるときに必要な「引っ越し代」「賃貸の初期費用」「家具家電代」は、金額のボリュームが大きいので折半するカップルが多いです。

たとえば賃貸の初期費用は家賃半年分くらいになることもあり、家賃が8万円なら40万円以上が必要になります。

彼氏の方が高収入なら6:4で割るなど、お互いが納得できるように割ると良いと思います。

一方、同棲を始めてからの家賃や生活費については、すべて折半するカップルと、項目ごとに支払いを分担するカップルがいます。

すべて折半する場合は、二人で管理する銀行口座を作って、お互いが毎月お金を入れて管理すると楽です。

あとは、ふたりの口座から家賃などが引き落とされるようにするだけでOKです。

食費や消耗品(ティッシュやトイレットペーパーなど)を買う時もこの口座を使えば、折半扱いにできるのでおすすめです。

項目ごとに支払いを分担する場合は、家賃は彼の口座、光熱費と水道代は彼女の口座から引き落とし、のように分けます。

しかし個人的には、項目ごとに支払いを分担する場合も、共同管理する銀行口座は作っておいた方が便利だと思います。

今はほとんどの銀行口座がスマホから預金残高や入出金履歴をチェックできるので、お互いでお金を管理しやすいからです。

お金の管理がクリアになり、トラブルになりづらいです。

家事の分担

家事を分担する夫婦

共働きカップルなら家事は分担するべきなので、同棲を始めるにあたって相談しておきたいです。

特に男性のなかには「同棲したら彼女が家事をやってくれる」と思い込んでいる人もいます。

そんな考え方を知らずに同棲を始めると、彼女が彼氏に対して「家事を手伝ってくれない」「私ばかり家のことをしている」と不満を感じてしまいます。

ただし、家事分担は細かいルールを作りすぎない方が良いです。

ガチガチの家事分担は長続きしないカップルが多く、少しでも相手が家事をやってくれないと不満を感じやすいです。

体調が悪いときや仕事で帰りが遅くなる日など、家事分担が難しいときはお互いを思いやるのも大事です。

同棲をはじめて最初に家事分担を決めるときは、以下のポイントをおさえるとスムーズです。

■家事分担を決めるポイント

  • 得意、もしくはストレスが少ないものを担当する
  • 「手が空いている方がやる」ものも作る

まず、なるべく自分が得意、もしくはストレスをあまり感じない家事を担当します。

ストレスを感じない家事とは、「お皿洗いがきらいではない」という好みや、「ゴミ捨てなら仕事に行く途中にできるから苦じゃない」という負担が少ない家事のことです。

たとえば、彼女が料理をすることが多くなるなら、キッチンまわりの掃除も担当するとスムーズです。

そのかわり、お皿洗いとお風呂掃除は彼氏が担当する…というふうに、バランスを見ながら決めていきます。

はじめに家事分担を決めて暮らし始めて、どちらかに負担が偏っていると感じれば、柔軟に担当を変えていけばOKです。

特に多いのは、女性が男性に対して「家のことをしてくれない」と感じるケースです。

家事分担の見直しを提案するときに注意したほうが良いのは、感情的にならないことです。

男性に何かを提案するときは、感情より理屈で話す方が効果的です。

「もっと家のことを手伝ってよ!」と怒るよりも、「家事リストを書き出してみたから、一緒に見直そう」と言うことをおすすめします。

お互いが担当している家事を書き出して、明らかに偏りがあると感じれば、納得してくれる男性も意外と多いです。

貯金目標額

貯金箱にお金を入れる夫婦

同棲を始めるカップルのなかには、旅行や結婚の資金を貯める人も多いです。

共同で貯金をするにあたっては、「いつまでにいくら貯める」という貯金の目標を明確にするのがおすすめです。

そこから逆算して、毎月どれくらいを貯金すれば良いかをしっかり共有したうえで貯金をすると、お金の無駄使いを防ぎやすいです。

普段使い用の共同口座とは別に貯金用の銀行口座を開設すれば、管理がしやすい上に「二人で貯金をしている」感も強くなります。

たとえば、挙式と披露宴をどちらも行う結婚式は、少なくとも300万円はかかると言われています。

300万円を2年間で貯めようと思うと、1ヶ月あたり12.5万円を貯金する必要があります。

このような目標を明確にしてから「お互いいくらずつ貯金するか」「ボーナスをどれくらい貯金に回せそうか」という具体的な相談をするとスムーズです。

ちなみに、負担のない貯金額の目安は「手取り収入の2割程度」と言われています。

手取り月収が20万円なら、貯金4万円くらいまでにおさめると続けやすいです。

同棲期限

カレンダーと家

同棲をした後に結婚をしたいと考えている場合は、同棲する期限をはじめから切っておくことをおすすめします。

期限などを決めずに何となく同棲を始めたカップルは、結婚するきっかけがなくなってダラダラと同棲し続けてしまうことも多いからです。

同棲する期間を決めて住めば、結婚のタイミングを失って婚期を逃すことを防げます。

ちなみに、結婚という形にこだわらないカップルのなかには、同棲期限を決めないケースも多いです。

しかし、アラサー以降など結婚を考え出す年齢で、なおかつ結婚をしたいと考えている人は期限を明確にする方が安心です。

同棲を考えることをきっかけにパートナーと将来の話し合いをしても良いかもしれません。

ちなみに、結婚を前提とする場合の同棲期間は、1年が良いという人が多いです。

1年間の相手の過ごし方を一通り見ることができるので、結婚生活のイメージがわきやすいです。

2~3年が良いという人も多いですが、もしこれ以上婚期を遅らせたくないのであれば1年くらいが無難です。

同棲前から不安が多いなら別れるのも手

不満を言う女性

以上5点について話し合いをしておけば、同棲生活が始まってからもトラブルに発展しにくいです。

このような話し合いを面倒臭がったり、真面目に取り合ってくれなかったりする相手なら、同棲をする前に別れることも考えていいと個人的には思います。

二人の生活に関する話し合いは、結婚をすると同棲中以上に多くなります。

例:子供を作るかどうか、子育ての分担はどうするか、妻の仕事はどうするか、保育園や幼稚園はどうするかなど

同棲生活の準備段階で話し合いに不安があれば、結婚生活にも影響します。

相手があまりにも真面目な話し合いをしたがらないなら、そもそも結婚する気がない可能性も高いです。

具体的に同棲の準備を始める前に、「私は結婚を前提に同棲をしたい」という気持ちを伝えて、相手の本音も聞けると安心です。