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婚活中の女性のなかには「長男と結婚するのは嫌」と考えてしまう人も少なくありません。
長男との結婚は、相手の親との同居や介護をしなければならないのではないかという結婚生活への不安を持つ人が多いです。
しかし、婚活のなかで長男の人と出会って結婚を考えるようになることもあると思います。
実は長男との結婚には、メリットもたくさんあります。
長男との結婚のデメリットを知った上で対策すれば、安定した結婚生活を送ることができます。
今回は、長男との結婚に関するメリット・デメリットについてまとめました。
目次
長男と結婚したくない理由
女性の口コミを調べることで見えてきた、女性が長男と結婚したくないと思うおもな理由は下記4点です。
■女性が長男と結婚したくない理由
- 家族・親戚付き合いが大変そう
- 義理の親と同居になりそう
- 義理の親の介護を任されそう
- 子供を産んでほしいというプレッシャーがある
長男家は義理の親との関わりが深いイメージが強く、夫婦生活が窮屈になりそうで避ける女性が多いです。
家族・親戚付き合いが大変そう
長男夫婦は、家族や親族との付き合いが特に多いイメージがあります。
年末年始などの長期休暇に必ず帰省する必要があったり、親戚の集まりの準備を任されたりと、長男の嫁としての仕事が多くなる場合があります。
また、農家や自営業などになると、妻も夫の仕事をサポートすることを求める親が多いです。
ゆっくり夫婦の時間を過ごしたかったけど、結婚してすぐに家の手伝いに奔走することになるかもしれません。
義理の親と同居になりそう
昔から日本では、長男が親の面倒を見る習慣がありました。
たとえば、両親の持ち家にそのまま夫婦で住むことになったり、同居でなくても実家の近くに住むように言われたりすることも多かったです。
確かに、義理の親と同居していると視線が気になってのんびりできないというお嫁さんの声も、ちらほら耳にします。
夫婦二人の時間だけでなく、自分の時間も確保しづらくなるかもしれないようです。
義理の親の介護を任されそう
義理の親が要介護になったとき、長男夫婦が面倒を見ることになるのでは、と不安に思う女性も多いようです。
長男夫婦が介護をすることになると、夫は今まで通り働き、妻が介護につきっきりになるというケースも確かに聞きます。
共働きだった妻が仕事を辞めて、介護をしなければならないような事態になるかもしれません。
また、妻の実親も介護が必要になった場合はどうするかなど、親の健康状態などによっては悩みが尽きない女性もいるようです。
子供を産んでほしいというプレッシャーがある
長男夫婦には、さらに家を存続させるために子どもを産んでほしいという気持ちが強い親もいます。
特に、代々続いている家柄や自営業などの場合は、子どもを早く産んでほしいというプレッシャーは強くなりやすいです。
子どもを作りたくない場合は、結婚前に夫と考え方を十分にすり合わせて、夫の家族の考え方も探りを入れておく方がいいかもしれません。
もしなかなか子どもができない場合や、新婚の間は子どもを作りたくないと考えている人は精神的に辛くなるかもしれません。
もしくは、女の子を産んだときに「今度は男の子も産んでね」と、暗に跡継ぎ候補を早く産んでほしいというメッセージを送る親もまれにいるようです。
親との同居は減ってきている
一方、厚生労働省の調査によると、親と同棲する夫婦は年々減少しています。
実は現在、親と同居している夫婦は2割もいません。
夫婦だけ、もしくは夫婦+子どもの核家族が7割を超えるので、親との同居は少数派になってきています。
最近は、親との同居で苦労してきた親が「自分の子供には気を遣わせたくない」と考え、別居するようにするケースも増えているようです。
さらにもう1点、婚活女性が知っておくべきことがあります。
それは、最近は親と同居するのが長男とは限らないということです。
たとえば、長男が実家から遠くに住んでいて戻れない場合は、近くに住んでいる次男が親の面倒を見る場合もあります。
地方では長男=跡継ぎ、という価値観が根強く残っている家もあるようですが、都心部などでは柔軟な家庭も多いです。
つまり言い換えると、長男以外と結婚したから絶対に自由、とは限りません。
長男と結婚してうまくやるには
長男と結婚するデメリットを知って「長男との結婚はいや!」と思っていても、出会って好きになる相手は選べるようで選べません。
さらに、婚活で長男を絶対NGにすると、マッチングする男性の数が大幅に減少するので、あまり絞りすぎない方が良いです。
一人っ子の男性や姉がいる男性も含めると、長男の数は意外と多いからです。
長男と結婚するのがどうしても不安な場合は、下記2点をしっかり確認して、必要であれば話し合っておくことをおすすめします。
■長男との結婚時に確認しておくと安心なポイント
- 親と同居になる可能性はあるか
- 自分達の子供が跡継ぎになるのか
義理の親と同居するならこちらからも提案を
男性の親と同居することになりそうで、夫婦の時間もしっかり取りたいと思うなら、下記のような対応は可能か相談してみます。
■親との同居が必要な場合、提案できること
- 二世帯住宅は可能か相談する
- 同居でなく親の家の近くに住むことを提案する
- 介護サービスを利用したいと言う
親との同居となっても、二世帯住宅であれば別々に暮らしているような生活になります。
夫婦の時間をしっかり確保できる上に、親に何かあったとしてもすぐに駆けつけることができます。
両親の家の近くに住むという形でも良いと思います。
筆者の知人でも、両親の家にすぐ帰れる距離に新居を構えた人がいますが、普段は普通に夫婦だけで生活をして快適のようです。
さらに、介護が必要になった際に訪問介護などの介護サービスを使えそうかも、相談できると安心です。
プロの手を借りることができれば、介護の手間を軽減できます。
「私の両親のことも気掛かりだから」「プロの手も借りて、ご両親により安心してもらいたい」という言い方をすれば、角が立たないかもしれません。
このような会話で極端に親側の立場に立とうとした場合は、親から自立できていないマザコン男かもしれません。
跡継ぎ事情も知っておくと安心
長男と結婚する際に、自分たちの子どもが必ず跡継ぎになるのかによっても状況は変わります。
下記のようなことを会話のなかで聞いておけると、結婚後のイメージが沸いて安心しやすいと思います。
- 相手の男性に兄弟姉妹はいるかどうか
- 自分たちに子どもができなかった場合、兄弟姉妹の子が跡継ぎでも良いのか
- 今までの長男夫婦(男性の親や親兄弟)はどんな親戚づきあいをしていたか
話してみると「そんなに厳しく家柄を守らなきゃいけない感じじゃないよ」と、軽く返ってくるケースも多いです。
長男と結婚するメリットもある
今までは長男と結婚するデメリットを中心に紹介しましたが、長男と結婚するメリットも多くあります。
経済的な安定から男性の人柄まで、その利点は幅広いです。
■長男と結婚するメリット
- 両親の持ち家をもらえる可能性が高い
- 相続の優遇があるかもしれない
- 夫の上の兄姉に気を遣わなくていい
- 親戚のなかでの発言権がある
- 育児を手伝ってもらえるかもしれない
- 親戚が子供をかわいがってくれる
- 責任感がある
■経済的なメリット
長男の家族の財産は、兄弟で等分の場合もありますが、長男優遇になるケースも多いです。
もし両親の持ち家ももらえるとなると、家のローンなどに悩む必要がなくなります。
経済的に余裕が持てるので、専業主婦になりたい女性にとっては良いと思います。
■精神的なメリット
夫に兄や姉がいない場合は、兄姉夫婦に気を遣わなくて良い、義理の親が育児を手伝ってくれる可能性があるというメリットもあります。
長男夫婦は、親戚のなかでも発言権があったり、それとなく周りが気遣ってくれる雰囲気があることもあります。
そして長男の子どもは思い入れが大きい親も多いので、育児にも協力的な祖父母になってくれるかもしれません。
実際に、「親や親戚が子供を可愛がってくれた」「育児を積極的に手伝ってくれて助かった」という声もあります。
■男性の人柄のメリット
長男は責任感が強い人が多いです。
いざというときに頼りになる素敵な男性だけど、「長男だから」という理由で女性に敬遠されてしまい、結婚できていないという人も意外といます。
個人的には、家のくわしい事情を知らずに「長男」というだけで結婚対象から外すのはもったいないと思います。
少し視野を広げるだけで、長男を偏見で避けている女性達より、真面目で素晴らしい人と結婚できるかもしれません。
次は、誠実な男性の見極め方に関するコラム記事です。
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