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パートナーエージェントとエン婚活エージェントは、どちらも結婚相談所のなかでは比較的新しいサービスです。
パートナーエージェントは、新しい結婚相談所のなかでは珍しく「対面」を重視するサービスで高い成婚率を実現し、評判を高めています。
ブラックジャックとドロンジョがお見合いをする広告を打ち出してからは、さらに知名度もアップしました。
それに対し、エン婚活エージェントは完全ネット完結のオンライン結婚相談所です。
結婚相談所と婚活サイトの「いいとこ取り」というアピール通り、婚活サイトのような安い料金で結婚相談所のサポートを受けられるのがメリットです。
転職支援サービス大手のエン・ジャパンが、ネットでの中途採用実績を活かしたサービスと言えます。
対面重視のパートナーエージェントか、ネット重視のエン婚活エージェントか、どちらがおすすめか比較してみました。
目次
会員数は同じ
まず、パートナーエージェントとエン婚活エージェントは、出会える異性の数は同じです。
なぜなら、どちらもCONNECT-ship(コネクトシップ)という、複数の結婚相談所の会員を相互紹介できるシステムを利用しているからです。
コネクトシップはパートナーエージェントが運営している相互連携サービスで、これにエン婚活エージェントも加盟しています。
コネクトシップには、記事執筆時点で13社の結婚相談所サービスが加盟しており、全国で約31,000人の会員をお互い紹介できるようになっています。
■コネクトシップ 加盟している結婚相談所(一部)
- パートナーエージェント
- エン婚活エージェント
- ゼクシィ縁結びエージェント(リクルート)
- 官公庁マリッジ
- 日本仲人連盟
よって、パートナーエージェントで入会した会員をエン婚活エージェントで紹介することも、その逆も可能です。
この2社に会員数の差はないと思ってOKです。
紹介の仕方は正反対
一方、パートナーエージェントとエン婚活エージェントは、紹介方法や活動の仕方はまったく異なります。
パートナーエージェントは店舗に足を運び、コンシェルジュが探してくれた会員を紹介してもらう仲介型です。
会員一人につき結婚アドバイザーが1人以上つき、希望条件だけでなく人柄なども見た上でマッチングしそうな相手を紹介してくれるタイプです。
■仲介型のメリット
○性格などの内面も重視した婚活ができる
○結婚アドバイザーがアドバイスなどのサポートをしてくれる
■仲介型のデメリット
△定期的に店舗へ行く必要がある
△条件外の人をおすすめされることもある
特にパートナーエージェントは手厚いサポートが評判で、成婚率も業界屈指の高さです。
多くの会員を成婚退会に導いたコンシェルジュが1人ついてくれるので、プロと相談しながら婚活を進めたい人におすすめです。
一方、エン婚活エージェントは店舗に来店することなく、システム上で双方マッチングした会員を自動的に紹介するデータマッチング型です。
結婚相談所に在籍している会員のデータベースから、自分の希望条件に合う人を自動で探すタイプです。データマッチング型に特化した結婚相談所は、結婚情報サービスとも呼びます。
自分から会ってみたい会員を探したり、システム上でマッチングした会員の紹介を自動的に受けたりすることで、出会いを増やします。
■データマッチング型のメリット
○条件にこだわりって相手を探せる
○店舗に行かなくても婚活ができる
■データマッチング型のデメリット
△条件が厳しいとなかなか出会えない
△アドバイザーとの相談の頻度は少ない
エン婚活エージェントは入会から活動まですべてがWeb完結するので、専任アドバイザーとのコミュニケーションは面談ではなくメールなどがメインです。
婚活のノウハウはオンライン動画講座などで学べるので、忙しいなかでも効率的に婚活をしたい人におすすめです。
料金比較-エンは格安
パートナーエージェントに比べて、エン婚活エージェントの料金は非常に安いです。
特に、初期費用はパートナーエージェントの5分の1~10分の1まで抑えることができます。
エン婚活エージェントの安さの理由は、オンライン完結型にすることで店舗の家賃や人件費をカットしているからです。
この価格で専任アドバイザーつきの結婚相談所サービスを受けられるのは、エン婚活エージェントくらいだと思います。
費用 | パートナーエージェント | エン婚活エージェント |
---|---|---|
初期費用 | 33,000~104,500円 | – |
登録料 | 33,000円 | 10,780円 |
月会費 | 12,100~18,700円 | 14,300円 |
成婚料 | 55,000円 | 0円 |
パートナーエージェントはエン婚活エージェントより高めの料金ですが、面談しての紹介やアドバイス、婚活セミナーを開催しているので、細やかなケアをしてもらえることが魅力です。
また、エン婚活エージェントにはない成婚退会後のサービスもあるというメリットがあるので、価格相応のサービスが期待できます。
パートナーエージェントは成婚退会後、下記サービスを継続して受けることができます。
- 会員制の結婚準備支援「アニバーサリークラブ」
- 1年以内の会員復帰可能
パートナーエージェントで成婚退会をしたあとは、アニバーサリークラブという会員に移行します。
アニバーサリークラブでは、結婚式場やドレスの業者紹介・割引、結婚準備セミナー受講など、婚約や結婚に関するサービスを受けることができます。
パートナーと一緒に結婚準備をするところまでサポートしてもらえるので、成婚退会した相手と破談になるようなトラブルも起こりにくいです(→アニバーサリークラブの詳細はこちら)。
また、なるべく避けたいことではありますが…成婚退会後にパートナーと別れてしまった場合、1年以内なら月会費のみで復帰ができます。成婚料も返還されます。
通常の結婚相談所であれば再入会で入会金が掛かるところですが、パートナーエージェントでは金銭的負担なく婚活の再スタートをきることができます。
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パートナーエージェントの評価!成婚率は22%と驚異的
年齢・年収・学歴は似ている
パートナーエージェントとエン婚活エージェントに登録している会員層を比較してみました。
パートナーエージェントは人の手でマッチングを行うため、やはり自社に直接入会した会員が紹介しやすい特性があります。
よって、コネクトシップだけでなく、純粋にパートナーエージェントに入会している会員の数や属性も公開しています。
データマッチング型のエン婚活エージェントは、自社会員+コネクトシップでの紹介可能人数の全体の割合を公開しています。
それらを比較した結果、パートナーエージェントとエン婚活エージェントの会員の年齢・年収・学歴は非常に似ていました。
コネクトシップで共有している会員もいることも理由の一つですが、印象としては一般的な結婚相談所の会員属性、という印象でした。
日常生活で出会うような「ふつうの価値観の人」と出会える結婚相談所と言えると思います。
パートナーエージェントとエン婚活エージェントについては、会員層の違いは気にせず、料金やサービス内容で選んでも問題なさそうです。
年齢:30代・40代が多い
年齢バランスはパートナーエージェントもエン婚活エージェントも似ており、30代・40代が中心です。
男性の方がやや年齢が高めですが、一般的な婚活サービスのバランスだと思います。
■パートナーエージェント
- ~29 7.3%
- 30~34 16.4%
- 35~39 23.4%
- 40~44 21.3%
- 45~ 31.6%
■エン婚活エージェント
- 20代 8%
- 30代 40%
- 40代 39%
- 50代~ 13%
年齢の区切り方が違うのでわかりにくいですが、男性会員はどちらも30代と40代が約40%を占めます。
■パートナーエージェント
- ~29 15.3%
- 30~34 26.7%
- 35~39 30.8%
- 40~44 17.9%
- 45~ 9.3%
■エン婚活エージェント
- 20代 16%
- 30代 61%
- 40代 20%
- 50代~ 3%
女性会員はパートナーエージェント・エン婚活エージェントともに30代が半分以上を占めます。
年収:パートナーエージェントの方がやや高め
年収に関しても男女ともに大きな差はなく、男性は400~600万円、女性は200~400万円がもっとも多いです。
強いて言えばパートナーエージェントの方がやや高めの印象ですが、決め手になるほどの開きではないかと思います。
■パートナーエージェント
- ~200万 0.1%
- ~400万 11.2%
- ~600万 42.9%
- ~800万 28.2%
- ~1,000万 10.6%
- 1,000万~ 7%
■エン婚活エージェント
- ~200万 0.4%
- ~400万 16.2%
- ~600万 42.9%
- ~800万 25.8%
- ~1,000万 8.7%
- 1,000万~ 5.9%
男性の年収はパートナーエージェントの方がやや高めです。年収600万円以上の男性が、パートナーエージェントは45.8%、エン婚活エージェントは40.4%です。
しかしどちらも年収200万円を下回る会員はほとんどおらず、平均以上の年収の男性が多い印象です。
■パートナーエージェント
- ~200万 7.8%
- ~400万 39.2%
- ~600万 36.7%
- ~800万 11.7%
- ~1,000万 2.7%
- 1,000万~ 1.9%
■エン婚活エージェント
- ~200万 11.3%
- ~400万 44.2%
- ~600万 33.4%
- ~800万 8.3%
- ~1,000万 2.0%
- 1,000万~ 0.8%
女性の年収はパートナーエージェントとエン婚活エージェントに大きな差はありません。男性会員と同じく、女性もパートナーエージェントの方が年収が少し高めのようです。
学歴:大卒以上がメイン
学歴を比較しても、パートナーエージェントとエン婚活エージェントの違いはほとんどありませんでした。
どちらも大卒以上の会員が多くを占め、男性会員については15%前後が大学院卒の高学歴者です。
■パートナーエージェント
- 大学院卒 15.8%
- 大学卒 58.9%
- 短大・高専卒 2%
- 専門卒 10.5%
- 高卒 12.6%
■エン婚活エージェント
- 大学院卒 14.1%
- 大学卒 57.1%
- 短大・高専卒 2.3%
- 専門卒 11.7%
- 高卒 14.8%
■パートナーエージェント
- 大学院卒 7.7%
- 大学卒 60.7%
- 短大・高専卒 13.3%
- 専門卒 12.1%
- 高卒 6.1%
■エン婚活エージェント
- 大学院卒 6.8%
- 大学卒 56.3%
- 短大・高専卒 16.7%
- 専門卒 13.2%
- 高卒 6.9%
女性にとっては、どちらの結婚相談所も学歴がそこそこ良い男性と出会いやすいと言えます。
学歴が高い男性は収入も比較的多めなので、経済的にも安心して結婚できると思います。
また、女性自身も学歴が高い場合は、男性も同じ水準の学歴だと価値感が似ているケースも多いので、考えが合う人と結婚できる確率も高くなります。
学歴が似ている人は育ってきた環境も似ていることが多いため、価値観も合うケースがよくあります。
サービス比較-紹介人数に違いあり
パートナーエージェントとエン婚活エージェントが共通しているのは、定期的に婚活のフィードバックをしてくれる点です。
実はパートナーエージェントはエン婚活エージェントのアドバイザーにノウハウを提供しており、活動データに基づくフィードバックをしてくれます。
たとえば、お見合いをした相手からの感想をアドバイザーが確認し、それに基づいたアドバイスももらうことができます。
パートナーエージェントとエン婚活エージェントのサービスで、店舗型・オンライン型以外に異なる点は紹介人数です。
パートナーエージェントの紹介人数は毎月2人以上(平均7.5人)、エン婚活エージェントは毎月6人です。
紹介人数の多さか、人の手で行う丁寧なマッチングか
エン婚活エージェントはデータマッチング型なので、毎月定期的に6人の紹介ができますが、パートナーエージェントは最低2人からは月によって変動します。
必ず毎月6人紹介してもらえるという点は、エン婚活エージェントの方がお得です。
一方、パートナーエージェントはデータだけにとらわれず、実績を重ねたコンシェルジュが相手を選んでくれます。
会員の潜在的なニーズや、今まで成婚退会していった会員の傾向を踏まえた提案もしてもらえるので、データマッチング型のエン婚活エージェント以上に縁が広がる可能性は高いです。
どちらもコネクトシップを利用して同じ会員も提案できるので、人の手でのマッチングも行うパートナーエージェントで幅を広げられるのもメリットだと思います。
パートナーエージェントとエン婚活エージェント、それぞれおすすめの人は?
以上の特徴を踏まえて、パートナーエージェントとエン婚活エージェントがそれぞれ向いているのは下記のような人です。
■パートナーエージェントがおすすめの人
- コンシェルジュと対面で相談をしたい人
- 自分の価値観や視野を広げる婚活をしたい人
- 成婚後もサポートをして欲しい人
■エン婚活エージェントがおすすめの人
- 効率的に婚活をしたい、アドバイザーと対面するのに抵抗がある人
- なるべくたくさん紹介を受けたい人
- 婚活コストを抑えたい人
