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大手結婚相談所のツヴァイ・オーネット・IBJメンバーズは、会員数が多いという点が共通しています。
ツヴァイは約9.7万人、オーネットは約4.5万人、IBJメンバーズは約8万人の会員が在籍しており、いずれも国内トップクラスの規模です(ツヴァイとIBJメンバーズは日本結婚相談所連盟の会員数を含む)。
「会員が多くて安心できる結婚相談所が良い」という人に、おすすめの結婚相談所と言えます。
しかし、だからこそ3社のどこに入会するか迷う人もいるかと思います。実際に比較してみると、3社には会員層やサービス内容に違いがありました。
今回は3社のメリットとデメリットを比較し、どんな人におすすめかを調べてみました。
※掲載データは、2021年12月31日~2022年3月までの公開数値です。
※金額・手数料表記はすべて税込です。
目次
年齢:アラサー・アラフォー向けに分かれる
ツヴァイ・オーネット・IBJメンバーズの年齢構成には、それぞれ特徴があります。
各社で区切りの年齢が少しづつ違うのでわかりにくいですが、男性はどこもアラフォーが意外と多いです。
アラサーだけでなくアラフォー以上の会員も多いので、40代以上の婚活にもおすすめです。
■ツヴァイ
- 20~34歳 19%
- 35~39歳 20%
- 40~44歳 18%
- 45~49歳 18%
- 50~59歳 19%
- 60歳以降 6%
■オーネット
- 20~24歳 1%
- 25~29歳 13%
- 30~34歳 21%
- 35~39歳 22%
- 40~44歳 17%
- 45~49歳 14%
- 50~54歳 7%
- 55~59歳 3%
■IBJメンバーズ
- 30歳以下 11.1%
- 31~35歳 27.5%
- 36~40歳 28.9%
- 41~45歳 17.5%
- 46歳以上 15%
ツヴァイは40代が一番多く、その次に多いのは30代なのでアラフォー会員層が厚いです。
オーネットとIBJメンバーズは30代が多いですが、IBJメンバーズの方がやや年齢が高めの印象です。
■ツヴァイ
- 20~34歳 36%
- 35~39歳 26%
- 40~44歳 17%
- 45~49歳 10%
- 50~59歳 9%
- 60歳以降 2%
■オーネット
- 20~24歳 2%
- 25~29歳 19%
- 30~34歳 28%
- 35~39歳 24%
- 40~44歳 13%
- 45~49歳 7%
- 50~54歳 4%
- 55~59歳 2%
■IBJメンバーズ
- 30歳以下 26.2%
- 31~35歳 38.4%
- 36~40歳 25.4%
- 41~45歳 8.4%
- 46歳以上 1.6%
3社とも30代の会員が最多です。IBJメンバーズは3社のなかでもやや年齢層が若めです。
オーネットはアラサー層がまんべんなく在籍し、ツヴァイは男性と同じく40代会員が多めです。
年収:IBJメンバーズは高収入男性が多い
ツヴァイ・オーネット・IBJメンバーズの年収を比較すると、男女ともにIBJメンバーズの年収が高い傾向があります。
特に目立つのが、IBJメンバーズの男性会員の61.8%が年収600万以上、さらに1割は年収1,000万円以上という特長です。
IBJメンバーズは国家公務員共済組合連合会と提携しており、安定した結婚生活をしたい女性にとっては嬉しいメリットです。
■ツヴァイ
- 300万未満 2%
- 300~499万 20%
- 500万円以上 78%
■オーネット
- 200~300万 1%
- 300~400万 13%
- 400~500万 25%
- 500~600万 22%
- 600~700万 15%
- 700~800万 9%
- 800~900万 5%
- 900~1,000万 3%
- 1,000万~ 5%
■IBJメンバーズ
- ~300万 0.3%
- 300~400万 2.3%
- 400~600万 35.6%
- 600~800万 35.6%
- 800~1,000万 14.4%
- 1,000万~ 11.8%
IBJメンバーズは、2社より若めの会員が多いにも関わらず、年収平均が高めです。若くて高収入の男性と出会える機会が多いメリットがあります。
ツヴァイとオーネットを比較すると、年齢層が高いツヴァイの方が、平均年収が高めです。
オーネットは20~30代の男性会員も多く入会しているので、自然と年収は低めになります。
女性会員は、3社とも年収300万円以下が3割を占めました。
■ツヴァイ
- 300万未満 30.8%
- 300~499万 47.9%
- 500~699万 18.2%
- 700~899万 2.5%
- 900~999万 0.1%
- 1,000万以上 0.4%
■オーネット
- 100万未満 2%
- 100~200万 3%
- 200~300万 18%
- 300~400万 29%
- 400~500万 24%
- 500~600万 13%
- 600~700万 5%
- 700~800万 2%
- 800~900万 1%
- 1,000万~ 1%
■IBJメンバーズ
- ~300万 17.2%
- 300~400万 27.3%
- 400~600万 39.8%
- 600~800万 11.6%
- 800~1,000万 2.7%
- 1,000万~ 1.4%
IBJメンバーズは女性会員も、ツヴァイ・オーネットに比べて、年収が高めの傾向です。
2社より会費も高めなので、女性も経済力がある人が多く入会していると考えられます。
料金:最安はツヴァイ
料金を比較すると、IBJメンバーズが高めです。高収入の会員が多いことも頷けます。
たとえば、オーネットは成婚退会する際に成婚料がかかりませんが、ツヴァイはプランにより、IBJメンバーズも成婚料が220,000円必要になります。
それに対し、ツヴァイは月額費用がもっとも安く、データマッチングだけのプランを利用すれば、3社のなかで最安値で利用できます。
費用 | ツヴァイ | オーネット | IBJメンバーズ |
---|---|---|---|
初期費用 | 115,500~126,500円 | 116,600円 | 181,500~400,950円 |
月費用 | 15,400~17,600円 | 16,500円 | 17,050円 |
お見合い料 | 0円 | 0円 | 0円 |
成婚料 | 0~220,000円 | 0円 | 220,000円 |
IBJメンバーズの費用がツヴァイ・オーネットと比べて高いのは、仲介サービスがあるからです。
IBJメンバーズで仲介型のコースに入会すると、自分で希望条件に合うお相手を探すだけでなく、結婚アドバイザーによる会員の紹介などの手厚いサービスを受けることができます。
ツヴァイとオーネットは、データマッチングによる出会いがメインなので、仲介型に比べると自発的な活動が多くなります。
店舗数:ツヴァイ・オーネットは地方に強い
店舗・支社の数はツヴァイが一番多く、サテライトも含めると全国56ヵ所の拠点があるので地方婚活にも強いことがメリットです。
オーネットも全国48拠点があるので、広く展開している結婚相談所です。
IBJメンバーズは都市部を中心に12店舗(東京・神奈川・埼玉・名古屋・京都・大阪・兵庫・福岡)のみの展開です。仲介型のサービスで密度の濃いサービスに力を入れています。
データマッチング型と仲介型の違い
結婚相談所には、プロフィールや希望条件などのデータに基いてマッチングするデータマッチング型と、結婚アドバイザーが紹介してくれる仲介型の2タイプがあります。
結婚相談所に在籍している会員のデータベースから、自分に合った希望条件の人を探すタイプです。基本的には、自分から会ってみたい会員を探し、自分からアドバイザーに相談します。
■データマッチング型のメリット
○条件にこだわりって相手を探せる
○店舗に行かなくても婚活ができる
■データマッチング型のデメリット
△条件が厳しいとなかなか出会えない
△アドバイザーとの相談頻度が少なくなりやすい
会員一人につき結婚アドバイザーが1人以上つき、希望条件だけでなく人柄なども見た上でマッチングしそうな相手を紹介してくれるタイプです。
■仲介型のメリット
○内面なども重視した婚活ができる
○結婚アドバイザーがアドバイスなどのサポートをしてくれる
■仲介型のデメリット
△定期的に店舗へ行く必要がある
△条件外の人をおすすめされることもある
ツヴァイとオーネットは、データマッチング型の結婚相談所です。自分で希望条件に合う相手を探していく活動がメインになります。
アドバイザーはついてくれるものの、定期面談はありません。自分からアドバイザーに相談しながら活動します。
2社とも、仲介サービスは有料オプションとして利用可能です。普段は自分のペースで活動し、婚活を頑張りたい時期には仲介も受けたい人に向いています。
一方、IBJメンバーズは全コースで専任のカウンセラーがつき、手厚いサポートに定評があります。1年以内に成婚退会する人も多くいます。
ツヴァイの一部プランとIBJメンバーズだけ成婚料が必要なのは、仲介型で「成婚」という結果が出てから代金をいただく、という考え方で運営しているからです。
出会い方のタイプ | データマッチング型 | 仲介型 |
---|---|---|
ツヴァイ | ◯ | △(プランによる) |
オーネット | ◯ | △ (有料オプション) |
IBJメンバーズ | ◯ | ◯ |
3社の紹介方法の違い
3社とも独自のマッチングノウハウを持ち、それぞれ紹介方法に特長があります。
オーネットとツヴァイは、毎月マイページに紹介書が届く点が共通しています。膨大な成婚データや研究に基づき、結婚可能性の高い相手を自動マッチングで見つけます。
対してIBJメンバーズは、担当アドバイザーが手動で異性を紹介します。キャリア豊富なアドバイザーが、人柄もふくめて手動でマッチングしていきます。
- ツヴァイの条件マッチング
- 双方の希望条件がマッチングする人の紹介書を、毎月6名、年間72名まで受け取ります。
お互いの紹介書が同時に届くので、双方がすぐにOKの返事を出すとスムーズにやりとりができます。 - オーネットの毎月届く紹介書
- 200項目以上の条件から自動マッチングした人の紹介書が、毎月6名、年間72名届きます。
最初は紹介書が一方にのみ届き、承諾すると相手にも自分の紹介書が届きます。さらに自分からプロフィール検索をして毎月8名(年間96名)までお申し込み可能です。 - IBJメンバーズの「AIマッチング」
- 最新AI(人工知能)のマッチングシステムでお似合いな方を紹介してもらえます。
条件検索だけでなく、AIによる高度な分析によりマッチング率の高い相手をしてもらえます。
ツヴァイとオーネットは、紹介書が双方に届くタイミングが異なります。
ツヴァイは、紹介書がお互い同時に届きます。二人が同じタイミングでお見合いを受けるか考えるので、お互い即決すると日時調整までスムーズに進みます。
オーネットは、まず一方に紹介書が届き、それをOKして初めて自分の紹介書が相手に届きます。自分がお見合いを断ると、相手には自分の紹介書が届きません。
興味のない人にプロフィールを見られる機会が少ないのがメリットです。
また、毎月届く紹介書以外にも、自分で希望条件を自由に入力してお相手を検索し、申し込むことができます。
■豆知識:顔写真はいつでも見られるの?プライバシーは守られる?
顔写真の確認については、結婚相談所ごとに扱いが異なります。
たとえばオーネットでは、マッチング前の会員も写真検索できますが、スマホからは閲覧できません。支店の専用パソコンを予約する必要があります。
●ツヴァイ
紹介されてマッチングした人と、写真検索サービス「インプレッション・マッチング」に掲載承認の人のみ確認可能
●オーネット
紹介されてマッチングした人と、写真検索サービス「オーネットパス」に掲載承認の人のみ確認可能
※オーネットパスは支社の専用ブース(監視カメラ設置)でのみ閲覧可能
●IBJメンバーズ
マイページの会員検索からいつでも確認可能
3社の共通点は、会員数+大手企業の安心感
3社の会員層やサービス内容を比較してきましたが、3社に共通しているのは会員数の多さと運営会社の安心感です。
オーネットの知名度が高いのはもちろん、株式会社ツヴァイはIBJのグループ企業、株式会社IBJは東証プライム上場の大企業です。
3社とも個人情報の取扱が安全な証のプライバシーマーク(Pマーク)を取得しており、セキュリティ対策も万全です。
結婚相談所にはたくさんの個人情報を預けることになるので、この3社であれば安心して一緒に婚活ができるかと思います。
ツヴァイ・オーネット・IBJメンバーズがおすすめの人は?
以上から、ツヴァイ・オーネット・IBJメンバーズがおすすめの人は下記のとおりです。
■ツヴァイがおすすめの人
- アラフォーから婚活を始める人
- 地方で結婚したい人
- なるべくコストを抑えて、自分で理想の人を探したい人
■オーネットがおすすめの人
- アラサーから婚活を始める人
- 効率的に理想の相手を探したい人
- データマッチング最大手の結婚相談所だと安心な人
■IBJメンバーズがおすすめの人
- 一定以上の年収の人と結婚したい人
- 結婚アドバイザーと二人三脚で婚活をしたい人
- 都市部の支社に通うことができる
