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今回は結婚を前提に同棲を始めたいカップル向けに、両親へ挨拶する流れやタイミングを解説します。
同棲を考えているカップルでも、お互いに結婚する意志があるならお互いの親に挨拶をしておくのがベターです。
「結婚前の同棲」に抵抗感を持っている親は意外と多いので、内緒で同棲したことがバレたらドラブルに発展しやすいからです。
しかし、礼儀正しく誠実な姿勢で挨拶すれば、同棲を承諾してもらえる確率も上がります。
具体的なセリフ例も交えながら、同棲OKをもらうための対策をまとめました。
目次
まずは自分の親に相談
可能であれば、自分の親に「そろそろ同棲しようと思う」と、前振り相談をしておきたいです。
その時点で賛成してくれそうなら、アポ取りもうまくいくと思います。
ただし、親が厳しかったり、昔ながらの考え方を持っていたりする場合は、相談相手を慎重に選ぶ必要があります。
よくあるのは、娘の同棲に父親が反対するケースです。
父親が反対しそうだけど母親なら話を聞いてくれそう、という場合は、まずは母親だけに相談します。
母親から賛成してもらって味方になってもらったら、父親も説得しやすくなります。
また、親の反応を彼や彼女と共有しておくと、心の準備もできます。
「歓迎するって言ってたよ」と聞けば、フレンドリーな雰囲気で話せそうで安心できます。
「お父さんがちょっと渋っていたけど、会ってはくれるってさ」と言われたら、気を引き締めて誠実さをアピールしようと思えます。
挨拶2週間前:アポ取り
自分の親と話ができたら、いよいよアポ取りです。
日程は、近すぎず遠すぎない2週間くらい先で約束するのが無難です。
親も実家の掃除などの準備ができ、自分達も手土産などをしっかり選ぶことができます。
地方出身の親の場合は「仏滅」を避けると安全ですが、最近は気にしない人が多いです。
また、個人的には先に彼女の実家へ行くのをおすすめします。
特に、娘を大事にしている親にとっては印象が良くなります。
■セリフ例
彼女の親「彼氏さんの実家にはもう行ったの?」
彼氏「いえ、うちの親とは来週会う予定です。
大事な娘さんと住ませていただくので、先にご挨拶できればと思い参りました。」
とは言え、スケジュールの関係でどうしても彼氏の親に先に会うこともあります。
親の都合になるべく合わせて、柔軟に対応すれば大丈夫です。
ちなみに、親の希望があればレストランや喫茶店で会うこともありえます。
その場合は、こちらでお店を予約します。
ホテルのラウンジや半個室のダイニングバーなど、落ち着いて話せる場所がおすすめです。初めて行くお店なら、下見をしておくと安心です。
しかし、こちらから同棲の挨拶をしたいと相談する流れで「レストランで会いませんか」と言うのはNGです。
本来はこちらから実家に足を運ぶことで誠意を伝える必要があるからです。
外で親と会うのは、親から「外で会いたい」と言われた場合のみ、と思っておいた方が良いです。
■挨拶訪問をしなくても良いケース
親が遠方に住んでいたり、「わざわざ来なくても大丈夫だよ」と言ってもらえたりした場合は、挨拶に訪問しなくても大丈夫です。
しかし、なるべく電話や手紙だけでも挨拶をすることをおすすめします。
特に手紙は、礼儀正しくて誠実な印象を持ってもらえるので、シンプルで清潔感のあるレターセットで書くことをおすすめします。
挨拶1週間前:訪問準備
親の実家へ挨拶アポが取れたら、次は当日までの準備です。
訪問の1週間前までに、手土産と服装の準備を終えておくと安心です。
手土産を買う
実家を訪問する際は、3,000~5,000円くらいの手土産を持っていきます。
親世代では「相手の実家を訪問するときは手土産を持参する」というマナーが一般的です。
忙しいなか会う時間を取ってくれること、同棲の相談をさせてくれることへの感謝の気持ちを込めて選びたいところです。
どんな手土産を持っていくかは、事前に親の好みを聞いて選ぶのが基本です。
両親ともに甘いものが好きならお菓子、お酒が好きならお酒、というふうに選べば喜んでもらえます。
親の好みを聞いて選んだものなら「お好きだと聞いたので」と会話のネタにもなります。
そのほか、手土産を選ぶ際は以下5点を気をつけると安心です。
■手土産の選び方
- 自分の地元の名産品
- 有名店の商品
- 実家の家族みんなで分けやすい個数
- 包丁で切らなくても分けられるもの
- 賞味期限が1週間以上ある
※包丁で切る長い和菓子などは、昔は「(縁を)切る」ことを連想させるものだったので、結婚の挨拶などには避けられていました。
親が忌み言葉をいやがる可能性も考えて、避けておくのが無難です。
包丁を使う手間をかけずに分け合える、という手間を考えても、個包装のお菓子の方がおすすめです。
もし、親の好みがわからない場合は、万人受けする菓子折りを買うのがおすすめです。
デパートの洋菓子・和菓子コーナーで、個包装になっている焼き菓子セットなどを見ると選びやすいです。
ちなみに、デパートで手土産を購入すると、熨斗(のし)をつけるか尋ねられることが多いです。
同棲挨拶のときは、基本的にはのしをつけなくてもOKです。
もし不安なら、無地もしくは「御挨拶」と書いたのしを付けてもらうとフォーマルな印象になります。
ちなみに、結婚挨拶の手土産は「御挨拶」と書いたのしをつけてもらいます。
挨拶に着ていく服装を揃える
同棲挨拶に行くときの服装は、清潔感がある服がおすすめです。
結婚の挨拶ならスーツなどのフォーマルな格好が望ましいですが、同棲の挨拶はそこまで堅苦しくなくても大丈夫です。
好印象を持ってもらえるように、カジュアルすぎない服装を準備しておきます。
たとえば男性は、白無地のえり付きシャツに無地のパンツを合わせるだけでも、実直に見えます。
デニム生地のジーンズは、避けた方が無難です。
女性は、オフィスカジュアル寄りの服装を意識するとコーディネートしやすいです。
露出が多くならないように、胸元が空いていないカットソーとや膝丈のスカートなどを選びたいです。
いわゆる婚活ファッションを意識すれば、親受けの良いコーディネートが作りやすいです。
参考:30代の婚活女性向けファッションの疑問 アラサーにカジュアルな服装はOK?
当日の流れ
本題の、同棲の挨拶に訪問する当日の流れを見ていきます。
事前に待ち合わせ
実家に訪問する場合も、お店で会う場合も、事前に彼氏・彼女と2人で待ち合わせをしておくのがおすすめです。
現地集合だと緊張しやすい上に、道に迷って遅刻してしまうリスクも高くなります。
余裕を持って20~30分前くらいに合流しておくと、彼や彼女と会話ができるので緊張を和らげやすいです。
お互いの身だしなみや、訪問してからの流れのチェックをしておけると安心です。
5~10分前に訪問
2人が合流できたら、約束の時間の5~10分前に実家に訪問します。
あまり早すぎても失礼になるので、10分前より早く行かないようにした方が良いです。
初めて親と会う場合は、玄関先でも軽く挨拶をすることをおすすめします。
■セリフ例
彼氏の親「どうも、遠いところありがとう」
彼女「こちらこそ、今日はお忙しいなかありがとうございます。◯◯と言います。」
そして部屋に通してもらったら、いよいよ自己紹介や同棲についての話を進めることになります。
自己紹介
初めて親と会う場合は、部屋に入ってから改めて自己紹介をします。
たとえば彼女の家に行く場合は、彼女から彼氏のことを紹介しておくと、彼氏が話しやすくなるのでおすすめです。
■セリフ例
彼女「改めて紹介するね。お付き合いしている◯◯さんです。」
彼氏「はじめまして。1年前から△△さんとお付き合いさせていただいている◯◯です。今日はお忙しいところありがとうございます。」
相手の親の顔をしっかり見ながら、笑顔で自己紹介をすると、第一印象が良くなります。
第一印象が良ければ、本題の同棲についての話も聞いてもらいやすくなります。
親が社交的だと、自己紹介の流れで雑談が始まると思うので、にこやかに対応します。
手土産を渡す
雑談もほどほどにしたら、同棲の話を切り出す前に手土産を渡します。
紙袋から手土産の包みを出して、両手で手渡しすると丁寧です。
■セリフ例
彼女「あの、本題に入る前にお渡ししたいものがありまして。
お二人ともお酒が好きだと聞いていたので、私の地元で有名な地酒をお持ちしました。是非飲んでみてください。」
彼氏の親「あら、わざわざありがとう。このお酒、名前は聞いたことがあるわ。有名よね。」
手土産を渡すときに「つまらないものですが」と言う人もいますが、できれば「(親のことを)考えて選びました」と言う方が良いです。
ネガティブなことよりポジティブなことを話した方が、誠実で明るいという良いイメージを持ってもらえます。
同棲を切り出す
手土産も渡してきりが良いところまで雑談をしたら、同棲について切り出します。
親の一番の心配は、同棲をしたあとに結婚をするつもりなのかどうかです。
「お試しで付き合う」という感覚での同棲だと思われると、反対される可能性が非常に高いです。
結婚を視野に入れた同棲だということを、明確に伝えることが大事です。
とは言え、一人ですべて話す必要はありません。二人で話してもOKです。
彼氏と彼女ふたりで同棲のお願いをすれば、二人の団結感や意思の強さもアピールできます。
たとえば、以下のような流れで自己紹介するとスムーズです。
■二人で彼女の親に切り出すセリフ例
彼女「本題なんだけど、△△さんと結婚を前提に一緒に住みたいと思っているの。」
彼氏「はい。このたび◯◯さんと結婚を視野に入れて、一緒に暮らしたいと考えています。
籍を入れるのは挙式に合わせたいと考えていまして、それまで一緒に暮らすことで二人で生活する力をつけていくつもりです。
どうか、許可をいただけないでしょうか。」
彼女「私も転職したばかりだし、すぐに結婚は難しいと思ったから、二人で暮らすところから始めたい。」
このように、親が「結婚を考えてくれているんだ」と安心できるような理由を話せるようにしておくとスムーズです。
もし、すでに一方の親から同棲OKの返事をもらっていれば「◯◯さんのご両親からも承諾してもらっています」と付け加えても良いです。
また、同棲したいと切り出すとき、気をつけたいマナーが3つあります。
■同棲をしたいと伝えるときの注意点
- まだ「お義父さん」「お義母さん」と呼ばない
- 彼氏・彼女のことは「◯◯さん」と呼ぶ
- 「同棲」ではなく「一緒に住む」と言い換える
まず、彼氏彼女や親の呼び方についてです。
相手の親のことはまだ「お義父さん」「お義母さん」と呼ばず、「◯◯さんのご両親」「お二人」などと言うようにします。
まだ籍を入れていない時点でお義父さんと呼ばれるのはいやだ、と感じる親も少なくないからです。
親の前で彼氏・彼女のことを呼ぶときも、呼び捨てやニックネームではなく「さん」付けで呼びます。
そして「同棲」という言葉にだらしないイメージを持っている人も意外と多いので、「一緒に暮らす」と言い換えることをおすすめします。
親に聞かれる可能性がある質問
同棲の挨拶に行くと、親によってはさまざまな質問をしてきます。
よくある親からの質問と、回答例をまとめました。
■同棲挨拶のときに親に聞かれやすい質問・返答例
- どんな仕事をしているの?
- 相手の経済力や安定性を知りたい
例「◯◯株式会社で製造職をしています。現在は主任職ですが、2年後には昇級試験を受けるつもりです。」 - なんで結婚じゃなくて同棲なの?
- 同棲するなら結婚すれば良いのに、順番が違う理由を知りたい
例「私が転職したばかりの身なので、◯◯さんが安心して結婚しようと思える経済力を持ってから入籍したいと考えています。」 - いつ結婚するの?
- 本当に結婚するつもりなのか確認したい
例「来年に結婚する予定です。結婚を前提に一緒に暮らすことを許してもらえたら、式場探しも二人で始めたいと思っています」 - 本当に生活していけるの?
- 生活費に不安がないか確認したい
例「共働きなので生活費には問題ありません。マイホームや育児のためのお金も貯金していくつもりです」
スムーズに同棲を許してもらえるケースも最近は多いですが、「結婚していないのに同棲なんて許さない」という親もまだまだいます。
「そう言われて腹をくくりました。娘さんと結婚させてください」と言えるくらいの覚悟を持って、同棲の挨拶に行ければ理想です。
また、相手の親へ挨拶しに行くのは、単純に緊張するかと思います。
しかし、結婚前に相手の親とコミュニケーションを取っておくと、結婚後も良い関係を築きやすいです。
うまくいけば親戚付き合いがスムーズになるので、誠実な気持ちを持って接することが大事です。
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