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結婚相談所に入会する前に知っておきたい、よくあるトラブルやクレームについてまとめました。
結婚相談所への入会を検討する人の多くは、「本当にちゃんと結婚できるのか?」という不安を抱えています。結婚相談所は婚活アプリより費用が高いです。そのぶん、結果にこだわる人が多いのも当然です。
事前によくあるトラブルを知っておくと、対策もできます。「こんなはずじゃなかった」と後悔するリスクを減らせます。
今回は結婚相談所で多いトラブルを調べ、対処方法や回避方法もまとめました。
目次
よくある結婚相談所のトラブル
実際に結婚相談所で起こったトラブルを、国民生活センターやネット上の口コミで調べてみました。
私自身が、結婚相談所の無料相談で得た情報もあります。
条件に合わない異性を紹介された
希望条件に合わない人を紹介されたという口コミを、時折見かけます。
結婚相談所では、年齢などの希望条件にあった相手を、定期的に紹介してもらえます。毎月2名以上など、一定以上の人数を紹介してもらえるのが一般的です。
その月数名の紹介者が、理想と違う人だと、がっかりしてしまうのもムリはありません。
■紹介内容に不満があったトラブル例
・希望年齢を30代前半までとしていたのに、アラフォー以上の人を紹介してくる。
・入会前はたくさん紹介できると言っていたのに、月に2人くらいしか紹介してくれない。
条件に合わない人を紹介されるのは、希望条件に合う異性が少ないからかもしれません。
毎月の最低紹介人数が決まっている結婚相談所は、条件がまったく合わない人でも「年齢は希望より高めですが、趣味やお人柄が合いそうなので会ってみませんか」と紹介することがあります。
悪質ではなくても、条件を広げた紹介を受ける可能性はあります。
特に、アラフォー以上の女性会員、年収が低い男性会員などは、マッチングしづらい傾向にあります。あまりにも高い希望条件を出しているなら、条件をゆるめる必要があります。
例:年収1,000万円以上希望を、年収500万円以上まで広げるなど
条件の広げ方に迷う人は、担当アドバイザーに「希望条件に合わないと感じる人の紹介が多いので、もう一度相手の条件を考え直したいです」と、相談することをおすすめします。
アドバイザーは、今まで成婚した人の実績もふまえて、条件の広げ方を助言してくれるはずです。お互いの認識を再度すり合わせるのが大事です。
譲れない希望条件が多い人はこちら:自分は理想が高い?完璧主義?理想やプライドの高さを直す方法
相手のプロフィールに虚偽があった
大手の結婚相談所に入会するには、身分証明書や独身証明書、男性であれば収入証明書などが必要です。
正式な業者として登録済みの結婚相談所では、これらの身分証明書は提出必須です。基本的には、プロフィールを偽ることはできません。
しかし、証明書類では確認できない、自己申告のプロフィールは嘘をつけてしまいます。たとえば、喫煙の有無などです。
■プロフィール虚偽のトラブル例
・プロフィールでは煙草を吸わないと書いていたのに、お見合いを重ねて喫煙者だとわかった。
喫煙しているとイメージが悪くなると考え、プロフィール作成時に「タバコは吸わない」と申請していた会員の例です。このような虚偽は、虚偽申告なのでアドバイザーに速やかに連絡し、アドバイザー経由で注意・対応をしてもらいます。
オーネットの無料相談に行ったときは、「会員に反省文を書かせたことがあります」と聞きました。
ルールを破った会員には、厳しく対応するようです。
地元の小さい結婚相談所では、まれに入会書類が少ない場合があるようです。
独身証明書の提出が不要だと、既婚者が入会できてしまいます。収入証明書が不要だと、年収詐称もありえます。
入会前の相談時に必要書類の説明がなかったら、自分から確認しておくと安心です。
追加費用がかかった
「こんな費用がかかるなんて聞いていない」というクレームもあります。
結婚相談所には、退会する際に途中退会料や成婚料がかかることがあります。
これらの事前説明が不十分だったり、不当だと感じたりしたことで、トラブルに発展するケースがあります。
■追加費用のトラブル例
・交際後に破局したことを報告せずにいたら成婚料を請求された。納得いかない。
・なかなか成婚に至らなかったところ、高いコースへのプラン変更を勧められました。
・結婚アドバイザーのサポートが少なかったので退会しようとしたら、途中退会の費用がかかると言われました。聞いていませんでした……。
このようなトラブルが目立つ結婚相談所は、説明会でやや強引に入会を勧められたという口コミも多い印象を受けました。
追加費用についての説明は、パンフレットや資料に小さく書いてある場合がほとんどです。無料相談時にすぐ入会すると、費用面の確認が不十分になりがちです。
料金については、納得するまで質問するのが望ましいです。その場で入会を即決せず、帰宅してからパンフレットをよく確認するのもおすすめです。
くわしくは後述しますが、結婚相談所はクーリングオフを適用できます。退会を先延ばしにされそうになったら、書面でのクーリングオフ通知がおすすめです。
成婚料がかかる結婚相談所と、成婚料不要の結婚相談所があります。
どちらがよいかは好みにもよりますが、「成婚料がある結婚相談所の方が、結果を出すために頑張ってくれる」という口コミもあります。
成婚退会をすることで売上に繋がり、結婚アドバイザーの実績としてもプラスになるので、早期の成婚退会を目指すような仕組みといえます。
成婚料がかかる代表的な結婚相談所は、国内最大手のパートナーエージェントなどです。
入会したら担当アドバイザーが変わった
ほとんどの結婚相談所は、入会前に無料面談が必須です。結婚相談所によっては、入会前と入会後でアドバイザーが変わります。
無料相談時に丁寧なカウンセリングを受けて、「この人に婚活をサポートしてもらいたい」と思い、入会を決める人も多いです。それなのに、入会後の担当アドバイザーは違う人だった、という不満です。
特に大手結婚相談所は、入会前の説明スタッフと、入会後のアドバイザーを完全に切り離す会社が多めです。入会前と入会後の仕事を分業し、効率的に運営するのが目的です。
- 入会前から1人のアドバイザーが担当
- オーネット
- 支店によって対応方法が異なる
- ツヴァイ
- 入会前と後で担当が変わる
- パートナーエージェント、IBJメンバーズ
大手結婚相談所のなかで、入会前から一貫した専任担当制なのはオーネットです。
ツヴァイは支店によって異なります。無料相談を受ける予定の支店に、事前に問い合わせしておくと安心です。
地域密着の小さな結婚相談所は、入会前からずっと同じ担当アドバイザーが担当するケースが大半です。スタッフの人数が少なく、分業できないためです。
結婚アドバイザーの対応に不満
担当してもらった結婚アドバイザーのサポートが不十分だと感じ、クレームに発展することもあります。
■結婚アドバイザーの不満例
・担当の結婚アドバイザーが頻繁に変わって不安
・入会までは丁寧に対応してもらったが、入会後のスタッフからはサポートがほとんどない。放置されているような気分
・「マッチングしないのはあなたのせい」だと言われた
・こうしなさい、ああしなさいと一方的に言うけど、こちらの言い分は聞いてくれなかった
現在の担当アドバイザーに不満があれば、支店に直接連絡して担当変更を申し出るのがおすすめです。
大手結婚相談所には、複数人のアドバイザーがいます。担当変更をお願いすれば、タイプの違うアドバイザーに変更してもらえます。
パートナーエージェントのスタッフは、「担当変更になっても気にならない。お互いにとってよかったと感じる」と仰っていました。
アドバイザーとして働いていると、担当変更は何度も経験します。アドバイザーとの相性が悪いと感じたまま活動を続けるよりは、早く担当変更するほうがよいそうです。
アドバイザーのサポート姿勢は、結婚相談所ごとにある程度の傾向があります。
入会前に、結婚相談所としてのアドバイザーの立ち位置を確認しておくと、ミスマッチが少なくなります。
そのうえで、相性が悪いと感じるアドバイザーにあたったら、変更の相談をすればOKです。実際に担当アドバイザーを変更し、成婚退会できたという口コミも多々あります。
結婚相談所のアドバイザーの傾向は、データマッチング型か仲介型かによって変わります。
データマッチング型は、システムを使い自動でマッチングするタイプです。オーネットとツヴァイは、データマッチング型結婚相談所です。
どちらも定期面談がないかわりに、困ったときはいつでも相談できます。自分からアドバイザーに相談できる人に向いています。受け身な人は、「放置されている」と感じるかもしれません。
仲介型は、結婚アドバイザーが手動でマッチングするタイプです。昔ながらの結婚相談所のイメージです。代表的な仲介型結婚相談所は、パートナーエージェントです。
定期面談があるほうがよい人や、アドバイザーから手厚いサポートをしてもらいたい人は、仲介型が向いています。
結婚相談所トラブルで困らないために
結婚相談所でトラブルに遭うことなく、婚活を成功させるためのポイントを3点まとめました。
事前に避けられるトラブルはしっかり回避し、何かあった場合はしかるべき対処をするのが重要です。
無料相談で即決しない
入会前のカウンセリング時に「良いかも!」と思っても、即決しないほうが無難です。一度帰宅してから、プラン内容や契約内容の再確認をおすすめします。
その段階で疑問があれば、担当者に電話やメールで質問できます。
特に、下記内容が公式サイトやパンフレットに載っていなければ、念入りに確認することをおすすめします。
■結婚相談所の入会前チェックリスト
- 成婚退会時に「成婚料」は必要か
- 途中退会は可能か、その際は「退会料」が必要か
- 結婚アドバイザーの面談はあるか、頻度はどの程度か
- 紹介人数
- コース料金以外にかかる費用があるか
- 入会時に必要な提出書類
無料相談時は、自分の条件ならどれくらいの紹介を見込めるかも要確認です。
オーネットとツヴァイは、入会前にマッチング人数のシミュレーションを受けられます。ほかの結婚相談所では、シミュレーションできないケースが多くあります。
人数を出せなくても、「今の自分のプロフィールと希望条件で、マッチングできそうか」は、アドバイザーに尋ねておきたいところです。
クーリングオフを利用する
結婚相談所は、クーリングオフなどの途中解約ができる、特定商取引法の対象サービスです。
クーリングオフが使えるようになってからは、国民生活センターに集まる結婚相手紹介サービスの相談件数が減少しています。
2012年には2,667件の相談が寄せられていましたが、2021年には1,560件になり、42%ほど減少しました。
クーリングオフのやり方は簡単です。契約から8日以内に、ハガキや手紙で契約解除の旨を書き、事務所へ送るだけです。その際、必ずコピーをとっておきます。
発送したことも証明するために、簡易書留や特定記録郵便で送るのがおすすめです。書面の内容まで証明できる、内容証明郵便という送り方もあります。
■クーリングオフ書面テンプレート
契約の解除通知
契約日 ●●年●月●日
商品名 △△コース(プラン名)
契約金額 ■■■■円
販売会社 ○○○○株式会社 ○○支店
担当者 ●●様
上記契約を解除しますので通知いたします。すみやかに返金手続きをお願い申し上げます。
平成○年○月○日
住所
氏名
結婚相談所からのクーリングオフ拒否や、8日以上経つように先延ばしされることがあれば、特定商取引法(第44条 禁止行為)に反します。
そのような妨害行為があった場合に備えて、郵送した書面の控えは返金してもらうまでとっておきます。
国民生活センターに相談する
結婚相談所の対応に不満があったり、理不尽な思いをした際は、外部組織に相談するのも効果的です。
主な相談先は、国民生活センターや、188ダイヤルで相談できる消費者ホットライン(消費者庁)などです。
国民生活センターの公式サイトは、今までの相談事例や関連情報も掲載しています。私も参考になりました。
心配なら大手結婚相談所を選ぶ
サポート体制が確立している、大手結婚相談所を選ぶのも一つの方法です。
国内で知名度が高く、会員規模が大きい結婚相談所は、オーネットやツヴァイ、パートナーエージェントやIBJメンバーズなどです。
大手結婚相談所のメリットは、入会審査が厳しい点と、アドバイザーが複数人いる点です。
提出書類が1つでも足りないと入会できないため、全会員の身元がはっきりしています。アドバイザーの人数が多く、担当変更を相談しやすいのも安心です。
今から結婚相談所を検討する人は、何社か無料相談に行ってみてもよいと思います。支店やアドバイザーの雰囲気が合いそうかどうかも、結婚相談所選びに大切な条件です。
大手結婚相談所の雰囲気が合わないと感じたら、地元密着の結婚相談所も見てみます。違いがよくわかります。
私が大手結婚相談所に行ってきたレポートも、参考にしていただければ幸いです。
筆者の体験記事:
オーネット・パートナーエージェント・ツヴァイの無料相談に行った比較レポ