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0日婚

交際せずに結婚する「0日婚」を望む人が増えています。婚活サービスが普及し、ミスマッチの少ないスピード婚が可能になった影響も大きいです。

私は、これから0日婚が増えていくと考えています。働く女性が増加し、晩婚化が進むなかで「早く結婚したい」というニーズも高まると考えるからです。

代表例は、一定のキャリアを積んだアラサー女性が「子どもを作りたい」と思ったときです。若い人のあいだでも、「恋愛と結婚は別」という考え方は増えている印象です。

0日婚のやり方や、失敗を防ぐためにチェックしたいポイントなどを解説します。

0日婚のパターンいろいろ

「0日婚」と聞くと、出会ってすぐにプロポーズして結婚!というイメージを持つ人もいるかも知れません。

しかし、0日婚は「交際期間が0日」というだけで、知り合ってすぐに結婚する人は少数です。実際には、さまざまなバリエーションがあります。

■0日婚のパターン

  1. 出会って運命を感じてプロポーズ
  2. もともと知り合いで、交際せずにプロポーズ
  3. 婚活で知り合い、十分話し合ってから結婚

2や3のように、結婚するまでにお互いを理解するステップを踏む人が大半です。

もともと友達同士だったり、一緒に仕事をするような関係の人なら、交際しなくてもお互いの性格はわかっています。結婚後のギャップも比較的少ないと思います。

ネット婚活や結婚相談所では、すでにプロフィールで相手の人柄や結婚観を知ったうえで出会います。「価値観が合いそう」と思ってから初デートやお見合いをするため、意気投合すればスピード婚に発展しやすいです。

日本結婚相談所連盟(IBJ)では、お見合いから3カ月以内のプロポーズを推奨しています。

詳細なプロフィールを確認してから出会うため、一般的な恋愛結婚よりもスピード感のある婚活になります。

スピード婚を望む理由

交際する期間をなくして早く結婚したい理由は、人それぞれです。特に多い理由は、4つあります。

■交際なしで結婚したい主な理由

  • 少しでも早く結婚したい
  • 子どもがほしい
  • 恋愛と結婚は別だと考えている
  • 離婚してもやり直せると思っている

20代で仕事に打ち込んできたアラサー女性や、子どもが2人以上ほしいと考える20代女性などは、少しでも早く子どもを産むためにスピード婚を望む場合があります。

出産による体の負担は、年齢が高いほど増えます。何年も交際してから結婚する時間はないと考える女性にとって、0日婚は魅力的です。

恋愛と結婚は別物だと考え、「結婚するなら恋愛は不要」と割り切る人もいます。相手を選ぶ際はトキメキを重視せず、価値観があうかどうか、一緒にいて落ち着くかどうかで判断します。

離婚してしまっても再婚できると考えている人も、スピード婚には肯定的なイメージを持つケースが多いようです。

0日婚の出会い方

0日婚をしたい人は、あらかじめ相手の人柄や価値観を知ったうえで知り合える婚活方法が向いています。

婚活パーティーや街コン、合コンは、第一印象重視の婚活には向いています。しかし、結婚観などの深い話をする関係になるまでには時間がかかるため、交際前提になるケースが多いです。

結婚相談所

結婚相談所は、厳密には「交際期間」を一定とることを推奨している場合が多いです。

しかし、多くの結婚相談所では、成婚退会前の性交渉や宿泊を禁止しています。初めてのお見合いから数回会って成婚する場合もあるため、体感的には0日婚となる出会いも可能です。

結婚相談所のプロフィールは、マッチングアプリや婚活サイトよりこまかいです。家族構成などをくわしく記入する結婚相談所もあります。

結婚を考えるうえに必要な条件の数々をチェックできるため、価値観のミスマッチが起こりにくいです。

また、結婚相談所に入会する人の多くは「なるべく早く結婚したい」というマインドを持つので、スピード婚に理解があります。

結婚相談所では、1万円前後の月会費が必要です。素敵な人がいれば早く成婚退会したいという考えは共有です。

→主要結婚相談所の一覧はこちら

マッチングアプリ・婚活サイト

婚活向けマッチングアプリや婚活サイトも、プロフィール欄に「子どもの希望」「家事の分担」など、結婚観を知るための項目があります。

with(ウィズ)with(ウィズ)」というマッチングアプリでは、性格診断もふまえたマッチングも可能です。潜在的な価値観が合う人を探せるため、よりミスマッチを避けやすいです。

ほかのマッチングアプリでも、結婚の希望時期を入力する欄はあります。すぐに結婚したいと考えている人を探し、気が合う人と会えることになれば、0日婚できる可能性はあります。

▼Pairsプロフィール編集画面「結婚に対する意思」
Pairs 結婚に対する意思

フリー記述のプロフィール欄に「0日婚も考えています」とアピールしておくのも手です。自分と同じように、早く結婚したいと考えている異性とマッチングするきっかけになるかもしれません。

DNA婚活

遺伝子検査を行い、DNA上で好相性な相手と出会うDNA婚活というものがあります。慎重にスピード婚したい人は、検討する価値ありです。

DNA婚活は、遺伝子検査を取り扱う一部の結婚相談所で利用できます。DNA婚活といっても、DNAで相性がよい人とすぐに結婚するわけではありません。通常の結婚相談所と同じく、お見合いや交際はします。

しかし、「生物学的に相性がよい」という安心感を持ったうえでのお見合いは、通常のお見合いよりも早く交際に発展する可能性が高いです。

「遺伝子上で相性がよい相手は、汗のにおいが不快にならない」という研究を聞いたことがある人がいるかもしれません。

人間は、自分と異なるタイプの遺伝子の人の体臭を、魅力的だと感じるといわれています。自分と違う遺伝子がある人と結ばれると、多様性のある遺伝子の子どもが生めるからです。

父親の体臭をくさいと感じるのは、遺伝子が似ていることが原因です。

DNA婚活では、このような生物学的な相性を知ることができます。

DNA婚活ができる結婚相談所は、日本国内では主に2社です。

■DNA婚活コースがある結婚相談所

知り合いの紹介

知り合いに紹介してもらった人と会ってみるのも、スピード婚につながる婚活のひとつです。

初めて会う時点で「知人や友人が信頼できる人」という安心感があるため、気が合うと感じたときに結婚を意識しやすくなります。

相手も自分に好意を持ってくれて、早く結婚したいという思いがあれば、付き合う前のプロポーズもありです。

ただし、婚活サービス以外で知り合う人は、結婚への意欲が高くない場合もあります。「いつかは結婚したい」くらいの考えの人や、じっくり交際してから結婚したいという人だと、ミスマッチになります。

一般的には、結婚するには交際が必須だと考えている人が多いと思います。

ミスマッチを防ぐためのポイント

0日婚を成功させ、良好な関係を続けるためには、いかに短期間で価値観を確認しあえるかがカギとなります。

相手に一目惚れしても、勢い任せの結婚だと失敗します。交際期間0日で結婚するからこそ、相手をしっかり見極め、結婚後のギャップを少なくする必要があります。

結婚相談所やネット婚活では、プロフィールを見れば結婚観がある程度わかります。しかし、実際に結婚を考えたい相手とは、より踏み込んだ話し合いをおすすめします。

結婚相談所のプロフィールではわからないことが多い情報のうち、離婚の原因になりやすい内容をピックアップしてみました。

■スピード婚のまえに知っておくと安心できる情報

  • 親と同居する可能性はあるか
  • 親は介護サービスの利用に肯定的かどうか
  • 家事分担の希望
  • 子どもの教育の希望
  • 家計の管理方法の希望
  • 借金はあるか、あるとしたらどの程度か
  • 自分の時間がほしいタイプかどうか

家事分担や子どもの教育の話は、初めてのお見合い・デートでも話しやすいと思います。

しかし、真剣にスピード婚を考えるなら、早い段階でお金の話もしておきたいところです。「あなたとの結婚を真剣に考えたい」と伝え、相手が頷いてくれたら、自分の考えも伝えつつ訪ねてみてください。

結婚相談所やネット婚活は、結婚を前提とした出会いです。お互いが結婚を意識できる状態ならば、2回目や3回目に会ったときに突っ込んだ質問もしやすいです。

浮気や不倫をしないかどうかも見極めたいところですが、「浮気ってしたことありますか?」と聞いても素直に教えてもらえません。

浮気しやすい男性を見抜くコツは、「浮気しやすい男を見分けるたった2つの質問 浮気性は結婚後でも治る?」にて解説しています。

結婚後も相手を理解する姿勢が重要

どんな出会い方をしたパートナーでも、結婚してから見える顔はあります。10年付き合って結婚したカップルも、0日婚を果たした夫婦も、それは同じです。

しかし、0日婚やスピード婚では、パートナーとの結婚後に新たに知ることがより多いです。毎日新たな発見がありワクワクする反面、よくない印象を抱くこともあるかもしれません。

考えが合わないときは冷静に話し合い、お互いを受け入れて理解していく姿勢が、より求められると思います。結婚したいと思えるくらい価値観が合う人とはいえ、考え方がすべて同じ人はいません。

交際したい派の人に0日婚が合う場合も

世間的には、まだまだ「結婚前には交際するもの」というイメージが強いと思います。ときめく恋愛をして、心から愛せる人と結婚したい人にとって、0日婚はイメージがわきにくいと思います。

しかし、恋愛結婚したいタイプの人でも、0日婚が合う場合もあります。特に、ラブラブな新婚生活に憧れる人は、0日婚を考えてみるのもアリです。

プロポーズ前までに会う回数が多ければ、そのあいだに相手への愛情が育ちます。新婚生活の始まりが交際スタートと同じ感覚なので、付き合いたての新鮮さを楽しめます。

長く付き合ってから結婚するカップルは、よくもわるくもときめきは落ち着き、結婚当初から「家族」という感覚が強くなります。同棲カップルなら、結婚後の生活にも大きな違いはありません。

0日婚は、結婚後のいわゆる「ラブラブ期」も長くなりやすいです。価値観のあう人と0日婚できれば、友達がうらやむような新婚夫婦になれるかもしれません。